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【メインストーリー第36話】海賊ハンターの男

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【運営】担当

○ビーチタウン

ランドシップ一行はトコナツに到着し、
ビーチタウン付近に来ていた。

 

フェロー
「暑い…。」

 

エリシア
「暑いです…。」

 

オフィサー
「ううむ…。暑いな…。」

 

マスター
「寒いところから来たせいか
余計に暑く感じるな…。」

 

サルーンガール
「暑いわぁ…。
脱いじゃおうかしら…。」

 

マスター
「おいおい…。
それ以上脱いだら見えるぞ。」

 

フェロー
「…あ!町があるよ!」

 

エリシア
「本当ですね、人が沢山います!」

 

ドクター
「スターフォールもグレートウォールも
町が壊滅しているのに、
ここは確かに町が存在していて
人々が普段通りの暮らしをしているわね。」

 

オフィサー
「サルーンガールの予想通りか。」

 

フェロー
「エリシアちゃん!色々な物が売ってるよ!
行ってみようよ!」

 

エリシア
「はい!お腹も空きました!」

 

売店の店員
「何か珍しいものが売ってますかね~?
お姉ちゃん!一緒に見て回ろうよ!」

 

メタルショップ店員
「… …うん。行こ。」

 

マスター
「おいおい、あんまり走り回るんじゃないぞ。

さて…、情報を集めるか。
ちょっとそこのお前、いいか?」

町に住む男
「ん?どうした?
見かけない格好だな。どっから来たんだ?」

 

マスター
「グレートウォールから来た。
ちょっと聞きたい事があるんだが。」

 

町に住む男
「グレートウォールか~。
また、そりゃ遠いところからご苦労さんだな。
いいぞ、何でも聞いてくれ。」

 

マスター
「3年前”ナノパンデミック”があったと思うんだが、
ここら一帯は影響が無いのか?」

 

町に住む男
「う~ん、殆ど影響はないな。
全く影響が無いって言えば嘘になるが、
漁船のネットワーク関係がやられたぐらいだな。」

 

マスター
「なるほど。だからこうやって
普通に暮らせているわけか。
あと他には何か無かったか?」

 

町に住む男
「そうだな~。あの時は他の地方から
トコナツに避難してくるカンパニーや民間人が結構いたな。」

 

マスター
「やはりか…。
今そいつらはどうしている?」

 

町に住む男
「そうだな~。そのままここで暮している人もいるし、
他の地方に移住した人もいるな。」

 

マスター
「ふむ。グレートウォールから
こっちへ避難してきたって話は聞いたことあるか?」

 

町に住む男
「あの時は色んな地方から避難してきたからな~…。
そのせいで、一時期砂浜はテントだらけだった。
なので、どこの地方から誰が来たとか
詳しくはわからない、すまんな。」

 

マスター
「そうか。いや、大丈夫だ。
あと1個聞きたいんだが、フォートポートやごろ砦は
今どうなっているかわかるか?」

 

町に住む男
「最近近海にビーチタウン近くの砂浜にいたはずの
『ヤドカリ大灯台』が出没するようになっちまってさ。

漁師でさえも、あまりこちら側の人間は要塞島には
行かなくなってしまったからわからないなぁ。」

 

オフィサー
「賞金首がいるとなれば、
ランドシップで直接向かうにはリスクが高すぎる。」

 

マスター
「そうだな…。」

 

町に住む男
「昔、戦艦型の賞金首が出現していた時は
カンパニーが倒してくれたが、
今はもう太刀打ちできる戦力がここにはないんだ。」

 

マスター
「俺達が倒してこよう。
まぁ、正確に言うとお前が倒すんだが。」

 

町に住む男
「本当か!?そうすれば安全に漁が行えて、
今よりも少し楽な生活が行えるようになる!

それに、範囲が広がれば
珍しい魚とかも獲れるようになるぞ!」

 

マスター
「む…。珍しい魚…。どんなのだ?」

 

町に住む男
「テロ貝やアスロックツナが手に獲れるようになる!
あれ上手いんだよなぁ!」

 

マスター
「引き受けよう。」

 

フェロー
「こらこら…。勝手に引き受けないの…。
まぁ、キミなら大丈夫だと思うけど。」

 

フェロー
「よし、じゃあ少し休憩したら
その『大灯台』に行こうよ!
入るには『ぎんのカギ』とかいるのかな?」

 

マスター
「いや…ダンジョンじゃなくて賞金首だぞ…。」

 

─ 数時間後…

 

○海

少し休憩したフェロー達は
ヤドカリ大灯台を倒すために海に出ていた。

 

フェロー
「おぉ~!大海原って感じだね!」

 

ドクター
「そうね~。海なんて来るの久しぶりだわ。」

 

ふと、フェローが後ろを向くと
戦車がもう一台付いてきていた。

 

フェロー
「え!?なんでドクター付いてきてるの?」

 

ドクター
「いや、二人は危なっかしいから
船長に付いていけって言われたから。

それに私メディックでもあり
メカニックでもあるから割りと戦闘には重宝するのよ?」

 

マスター
「お前より役に立つのは確実だな。」

 

フェロー
「マスターまで…。」

 

マスター
「なんだ、悪いのか?
俺だってこんな身体だけど
少しぐらいなら戦車も扱える。」

 

フェロー
「レッドフォックスもそうだけど、
ビーストに居た人って何でも出来るのね…。」

 

マスター
「見えたぞ。あれじゃないか?」

少し遠くに陸では無く、
海の上にいる巨大な灯台が見えた。

 

フェロー
「おお!本当に名前の通り
灯台を背負っている…。」

 

マスター
「ヤドカリマンションの亜種だな。
とりあえず後ろに回って攻撃を仕掛けるぞ。」

 

─ 数分後…

 

マスター
「よし、後ろに回り込めたな。
向こうは気付いていないみたいだな。」

 

フェロー
「よーし!それじゃキミ!やっちゃって!」

 

ヤドカリ大灯台の背中に向けて主砲を放った。
すごい爆発音と共にヤドカリ大灯台の体が揺らぐ。

 

フェロー
「よーし!もう一発いってみよー!」

 

隣から「ドッォンッ!!」と大きな砲撃が聞こえ、
爆発音と共にヤドカリ大灯台の体がさらに揺らぐ。
マスターの乗っている戦車の主砲が命中したようだ。

 

フェロー
「おお~!マスターやるぅ!」

 

マスター
「よし。効いてるみたいだな。たたみ掛けるぞ!」

 

その時、水面から大きな物体が
飛び出し、フェロー達の乗っている戦車に
体当たりをした。

その見た目はグレートウォールに生息する
ユキザメと同じ容姿をした灰色のサメだった。

 

フェロー
「うわわゎゎ!!揺れる!!」

 

ドクター
「危ない!戦車のシャシーがこのままでは
もたないわ!早く修理をしないと!!」

 

マスター
「おい、ちょっと待て!ここは海だぞ!?
最悪溺れ死ぬ可能性だってあるんだぞ!」

 

ドクター
「でも行かなきゃ、フェローちゃん達が!!」

 

その灰色のサメは旋回し、
もう一度フェロー達の乗っている戦車を
目がけ、すごい勢いで泳いで向かってきている。

 

フェロー
「うわー!やばいよ!このままじゃやられちゃう!!」

 

ドッォンッ!!と鳴り響いた
マスターが撃った主砲は灰色のサメの
背ビレをかすめた。

 

マスター
「チッ…。これなら!!」

 

ダダダダダッ!

マスターが撃った副砲は無残にも
手前の水面を荒々しく叩きつけるだけだった。

 

マスター
「くそっ!届かない…!!」

 

ドカァーーン!!
灰色のサメが突撃しようとした瞬間、
大きな爆発音と共に、サメの体が宙へと舞う。

 

フェロー
「… …!!…あれ?何ともない…。」

 

砲撃の音が聞こえた方向を見ると
見たことのない無数の主砲を装備した
カラシンに似た戦車がいた。

 

マスター
「…!!あの戦車が助けてくれたのか。」

 

ドクター
「見たことのない戦車ね…。誰が乗っているのかしら…。」

 

話をしていると、灰色のサメが体制を整え、
カラシンに似た戦車目がけて猛スピードで
泳いできていた。

 

ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!

無数の主砲から繰り出された砲撃が
灰色のサメに集中砲火を浴びせる。

 

灰色のサメは大きな声で雄たけびを上げ
そのまま海に沈んでいった。

 

フェロー
「す…すごい…。
あっという間に倒しちゃった…。」

 

マスター
「しかし、すごい武装だな…。
あんなに主砲を積んだ戦車見たこと無いぞ。」

 

話をしていると
カラシンに似た戦車から1人の男が顔を出した。

 

謎の男
「お~う。お前ら怪我ねェか?」

 

その男は金髪の短髪に褐色の肌。
体中に傷や刺青。まさに海の男という風貌だった。

 

フェロー
「だ、大丈夫です!ありがとうございます!」

 

謎の男
「お~、そうかそうかァ。
んじゃ…かったるいが、残りのあいつを倒すとするか…。」

 

そう言いながらその男はハッチを閉め、
弱って動けずにいるヤドカリ大灯台の方向に戦車を動かした。

 

謎の男
「全砲門発射ァ!!吹ッ飛べやァ!コラァ!!」

 

ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!
バラララララッ!!!

無数の主砲と副砲から繰り出された砲撃が
ヤドカリ大灯台に集中砲火を浴びせる。

 

やがて、ヤドカリ大灯台はピクリとも
動かなくなった。

 

謎の男
「ったく、しゃらくせェ。ザコのクセによォ。」

 

フェロー
「すごい…。ヤドカリ大灯台まで
一瞬で倒しちゃった…。」

 

マスター
「あ、あんた名前は?」

 

ロウ
「あん?俺の名前はロウ。
『不死身のロウ』だ。」

 

To Be Continued…


【メインストーリー第35話】いざ、トコナツへ

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【運営】担当

○ガレージ

 

エンジニアから試作機が出来たよと
連絡が入ったのでガレージに来た。

エンジニア
「あ、来た来た。」

 

「とりあえず『ミズグモ』と
『ホバークラフト』の試作機が完成したよ。」

 

フェロー
「お~、すごい!結構大きいね。」

 

エンジニア
「いやぁ、ほんと苦労したよ…。
何しろボロボロで原型を留めていなかったからね…。
材料が何かわかったのが唯一の救いかな。」

 

フェロー
「でも、試作機っていっても
1個ずつしか無いけど…。
大丈夫なの?」

 

エンジニア
「トコナツへは少し時間が掛るから
着く頃には人数分出来ると思うよ。」

 

フェロー
「そっか。なら、心配なさそうだね~!」

 

エンジニア
「ちょっとフェローさんに
手伝ってほしいことがあるんだけど…。」

 

フェロー
「え?もう素材取りに行くのは嫌だよ~!
最近エンジニアは人使い荒いよ~…。」

 

エンジニア
「違う違う!
試作機を実際水の上で動くか
テストしてみたいんだよ。」

フェロー
「なんだ。それならお安い御用だよ!」

 

エンジニア
「よし、じゃあ早速とりあえず近場に
丁度良い池があるから試してみよう!」

 

○カベノオク池前

 

試作品を牽引し、
カベノオクの隣にある池前に到着をした。

フェロー
「おぉぅ…寒いね…。」

 

エンジニア
「まぁ、雪が降ってるからね。
あ、あそこの池だよ。」

 

フェロー
「凍ってないよね?」

 

エンジニア
「大丈夫!ボクが予め
しばやき砲を使って氷を溶かしておいたよ!」

 

フェロー
「でも落ちたら絶対死ぬよね…。」

 

エンジニア
「はいはい!つべこべ言わずに!
まずは『ミズグモ』から!」

 

フェロー
「これ、この上に乗ればいいの?」

 

エンジニア
「そうそう。じゃあ行くよ!」

 

「そう言ってエンジニアは
エンジンを掛けると『ミズグモ』は
水面にプカリと浮いた。」

 

フェロー
「おぉ~!浮いた浮いた!!
うわわわわわっ!」

 

エンジニア
「上手くバランスを取らないと落ちちゃ・・・」

 

フェロー
「うわっ!!!」

ザパーンという音と同時に
フェローが水中に消えて行った。

 

エンジニア
「だから言ったのに…。」

 

─ 数分後…

 

フェロー
「ひどい目にあった…。
サブゼロマルに食べられるかと思った…。」

 

エンジニア
「いや、あれ肉食じゃないから…。
さ、次はキミの番だよ。

戦車の足回りにホバークラフトを付けたから
水面に入ってみて。ほら、フェローさんも乗って乗って!

 

フェロー
「え!?私も?!」

 

エンジニア
「移動の時は複数人で搭乗する場合もあるでしょ?
実際のシチュエーションで試験運転しないと意味ないでしょ。」

 

フェロー
「…は~い。」

 

エンジニア
「よし、それじゃ前に進めてみて。

そうそう、いい感じ。

よし、着水するよ~。」

 

フェロー
「…ん?」

 

エンジニア
「どうしたの?」

 

フェロー
「なんか足元が冷たい…。

うわ!!浸水してる!浸水してるよ!!」

ゴポゴポという音と同時に
戦車が水中に消えて行った。

 

エンジニア
「あちゃ~…。」

 

─ 数分後…

フェロー
「…ひ…どい目にあった…。」

 

エンジニア
「うーん。もうちょっと補強しないとダメか~。
よし、テストも終わったしランドシップに戻ろう!」

 

○司令室

フェロー
「いや~…ほんとひどい目にあった…。」

 

オフィサー
「ご苦労だった…。
フェロー君大丈夫そうか?」

 

フェロー
「うん…。なんとか生きてる…。」

 

エンジニア
「よし、それじゃさっきのテスト結果を元に
引き続き調整と開発を進めるね!」

 

オフィサー
「うむ、よろしく頼む。
さて、我々もそろそろトコナツに向かうとしよう。」

 

オペレーター(ゆるふわ)
「はい、では向かいましょう。」

 

ランドシップは
トコナツを目指し、海を走っていた。

 

○海

フェロー
「うわ~!海だ~!!」

 

エリシア
「私海初めてです!」

 

オフィサー
「少し最近取り込んでいたから
一度着いたら休息を取ろう。」

 

フェロー
「やった~!休み!休み!」

 

マスター
「いや、お前はもっと働け。」

 

サルーンガール
「そういえば、トコナツの
要塞島にある「ごろ砦」と呼ばれる拠点があるのは
前に話しわよね~?」

 

フェロー
「うん、この前サロンの人が言ってたね。」

 

サルーンガール
「その要塞島にはフォートポートという町があって
そこにGWの人達は避難したのかなって。」

 

オフィサー
「なぜ、そう思うのだ?」

 

サルーンガール
「フォートポートは、大破壊直前の時点で
既に遺跡扱いをされていた古い施設が沢山あって、
近代的な設備は殆どないのよぉ。」

 

サルーンガール
「だから大破壊時に発生したコンピュータや
ネットワークの混乱とはほぼ無縁でいることが出来たって聞いたわ。」

 

マスター
「そうだな。盗聴される危険性もないし、
ネットワークを通じて攻撃されることもない。
確かにそこに避難している可能性が高いな。」

 

オフィサー
「なるほど。だが、GORO’Sがどういった者達か分らぬ以上、
いきなり乗りこむのは危険だ。

ひとまずはビーチタウンと言うスターフォール地方から
進出したカンパニーがいた拠点で情報を集めてみるとしよう。」

 

オペレーター(ゆるふわ)
「そろそろ、ビーチタウンが見えてきました。」

 

フェロー
「とりあえず着いたら海で泳ご!
エリシアちゃん行こう!」

 

エリシア
「はい!!」

 

サルーンガール
「私も泳ぐわぁ。新しい水着作ったのぉ。」

 

マスター
「…お前らなぁ…。」

 

マスター
… …。

マスター
(俺も久しぶりに泳ぎたいが…
この体じゃな…。)

 

To Be Continued…


【メインストーリー第34話】水上を移動するために

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【運営】担当

○ガレージ

ガレージに行くと
エンジニアとサルーンガールが
何やら相談事をしていた。

 

エンジニア
「サロンの人、何か情報は得られた?
こっちも1個だけ収穫はあったよ!」

 

サルーンガール
「そうねぇ。
トコナツ出身のハンターの知人に連絡を取ってみたわ。
そしたら人間の水上移動の方法がわかったわぁ。」

 

エンジニア
「お、なになに?
ボクは戦車の情報を得られたよ!
これが実現出来れば大丈夫そうだね!」

 

サルーンガール
「そうね。
で、人間の水上移動の方法なんだけど、
『ミズグモ』と呼ばれる水上トランスポーターを
使って移動していたらしいの。」

 

フェロー
「水蜘蛛?忍者が水の上を渡る時に
使ったと言われている忍び道具のこと?」

 

サルーンガール
「私も昔潜入する時に使った事があるけどぉ…
それとはまた違うわぁ。」

 

フェロー
「さ、さすが女スパイ…。」

 

サルーンガール
「一人乗りのホバークラフトみたいなものらしいの。
みんなそれに乗って移動してたらしいわぁ。」

 

フェロー
「なるほど~。ホバークラフトなら
移動も楽そうだね~。」

 

エンジニア
「でもそのミズグモの構造が
解らないと作れないかなぁ。」

 

サルーンガール
「前に原子力エンジンを発見した
水際研究所って覚えてる~?」

 

エンジニア
「うん。電磁バリアを展開する為に
必要だったから取りに行ってもらったんだよね。」

 

サルーンガール
「そうそう。昔はそこで拾えたらしいわよ。
今も、もしかしたら拾われていない物が残ってるかも~?」

 

フェロー
「よし、じゃ後で探索に出かけよう!」

 

エンジニア
「じゃ、次はボクの番ね。

 

戦車の水上移動の方法なんだけど、
足回りにホバークラフトを付けるみたい。」

 

フェロー
「戦車もホバークラフトなのね…。」

 

エンジニア
「水陸両用の戦車で移動するってのもアリだけど、
ランドシップでは残念ながら保有してないんだよね。」

 

フェロー
「ええ?!なんでも持ってそうなのに。」

 

エンジニア
「いや、ほとんど荒野と砂漠とかの陸地ばっかりだから
それまで必要としなかったんだよ。
維持費も掛るし、メンテナンスも大変だからさ。」

 

フェロー
「なるほど~。
今ランドシップで保有している
戦車って何台ぐらいあるの?」

 

エンジニア
「ん~…正確には数えたことないけど、
たぶんレンタルタンクを合わせると50台ぐらいは
あるんじゃないかな。」

 

フェロー
「ひとつのハンター軍団が作れそうな勢いだね…。」

 

エンジニア
「うん。それを全部ボクが1個1個メンテナンスしてるから
本当に大変!補給とかは妹さんがやってくれるから
助かってるんだけどね~。」

 

フェロー
「ランドシップってブラックだね…。」

 

エンジニア
「話は戻るけど、そのホバークラフトを付けた戦車
『カラシン』がスターフォールの
『ほとりの廃ビル』近くに埋まっていたらしいの。」

 

フェロー
「今もまだ埋まってるの?」

 

エンジニア
「ううん、今はもうカンパニー達が
掘り起こしちゃったから無いんだけど、
グレートウォールのギロチン峠ってわかる?」

 

フェロー
「うん、あの西にある
やたらギロチンが出る所だよね…。」

 

エンジニア
「そうそう。そこに『湖の洞』ってダンジョンがあるんだけど、
カラシンに似た戦車を見つけたという情報を酒場のハンターから聞いたの。

 

ただ、最近ミサイルクラーケンが住み着いてるって噂が
流れててそれ以降誰も寄り付かないらしいんだ。
気を付けて見つけて来てね!」

 

フェロー
「気を付けてって…。
わかったよ~。行って来ればいいんでしょ!」

 

数時間後、『ミズグモ』と『カラシン』を見つけた
フェロー達。ヘトヘトになりながらも
ランドシップに戻って来ていた。

 

フェロー
「はぁ… はぁ…。
見つけて…来た…よ…。パタリ。」

売店の店員
「フェローさん、お疲れ様です!
まんたんドリンクをどうぞ!」

 

フェロー
「あ、ありがとう…。
ングングッ…。」

 

フェロー
「…まんたーんドリンクっ!
ふぅ、生き返ったー!」

エンジニア
「お疲れさま!
えーっと、どれどれ。
うわぁ…ボロボロだね…。」

 

フェロー
「仕方ないよ~…。
『ミズグモ』はモンスターに壊されてボロボロだったし、
『カラシン』は海水と潮風に長年さらされていたせいで、
錆びてボロボロだったよ~…。なんとか牽引してきたけど…。
途中ミサイルクラーケンに見つかって大変だったんだから…。」

 

サルーンガール
「お疲れさま~!
でも、襲われなくて良かったわぁ。
あんな触手に絡まれたら…、想像しただけで…。」

 

フェロー
「いやいや、何を想像してるの…。」

 

エンジニア
「うん。ちょっと時間が掛るけど、
仕組みがわかればホバークラフトを量産できるよっ!
これで大丈夫だね!」

フェロー
「そういえば、さっきエリシアちゃんが
目覚めたって連絡が来たから
あたし達は行ってくるね~!」

 

エンジニア
「うん、ボクはガレージに籠るから
またあとでねっ!」

 

———————————————————-

 

○ラボ

 

フェロー
「エリシアちゃん!大丈夫?」

エリシア
「あ…あの…、ゆ、揺らさないで下さい…。」

 

ドクター
「フェローちゃん…。」

 

フェロー
「申し訳ございませんでした。」

 

ドクター
「だいぶ体調も良くなったし、
もう少ししたら皆とまた一緒に行動出来そうだよ。」

 

フェロー
「良かった~…。
今エンジニアがホバークラフトの開発をしてるから
出来あがる頃には丁度いいかもね!」

 

エリシア
「ご心配をおかけしてすいません…。」

 

フェロー
「ううん!いいのいいの!」

ドクター
「そういえば、エリシアちゃん
変な夢をまた見たのよね。」

 

エリシア
「はい…。今度は夢の中なんですけど、
頭の中に声が聞こえて…。」

 

フェロー
「今度は何を言っていたの?」

 

エリシア
「『”救世主(メシア)”の証を持つ者』
『そして、世界を滅ぼす者』
『はやく我を解放するのだ』
と言っていました…。」

 

ドクター
「また解放しろって…。」

 

フェロー
「”救世主(メシア)”の証を持つ者、世界を滅ぼす者って
エリシアちゃんの事を言っているのかな?」

ドクター
「証って…左腕の紋章の事かしら…。」

 

フェロー
「この前『人類を滅ぼすのだ』言ってたよね。
今回の『世界を滅ぼす者』と繋がるよね…。」

 

エリシア
「私が…”世界を滅ぼす者”で人類を滅ぼす…。」

 

ドクター
「もしかすると…だけど。」

 

フェロー
「どうしたの?」

 

ドクター
「この前首の装置がヒビ割れたことで
絶大なる力を抑制する機能が弱まっているのかもしれないわ…。」

 

フェロー
「でもそれと声って関係あるのかな?」

ドクター
「あれ、エリシアちゃん左目が…。」

 

ふと、エリシアの顔を見ると
左目が、普段は碧色なのに
黄色になっていた。

フェロー
「あ、ほんとだ。黄色い!」

 

エリシア
「え…?目…?」

ドクター
「あ、元に戻ったわ…。」

 

フェロー
「なんだったんだろう今の…。」

 

エリシア
「力が…解放される…。
世界を滅ぼす…。」

 

To Be Continued…


【メインストーリー第33話】謎の転送装置

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【運営】担当

○司令室

フェロー達は無敵鉄道組合本部で
あった出来事を船長に報告していた。

 

フェロー
「…という事があったんだよ~。」

 

オフィサー
「なるほど…。通信記録を見る限り、
民間人とカンパニーは全滅していたと思っていたが、
転送装置を使い、他の場所へ避難した可能性があるという事か…。」

 

マスター
「鉄道警備隊の死体しか無かったところを見ると、
その可能性は高いだろうな。」

 

オフィサー
「しかし、なぜ鉄道組合本部に転送装置が…。
彼らはその転送装置を使い、
どこかと行き来していたという事になるな。」

 

フェロー
「どこにでも転送装置があるわけじゃないの?」

 

サルーンガール
「転送装置は基本、転送センターという施設にあったの。
このランドシップとかもそうだけど、最近では
割と設置されている箇所は増えているけどぉ…。」

 

エンジニア
「たまになんでこんな場所に転送装置が…。っていうのはあるね…。
そういう所にある転送装置はしっかりと
メンテナンスされてないからよく転送事故が起きるってよく聞くよね。」

 

フェロー
「転送事故って?」

エンジニア
「転送装置を使用していると、稀に発生する装置の不具合で
行きたい場所と別の場所に転送される事があるみたい。
うちの転送装置はボクがちゃんとメンテナンスしてるから大丈夫だよ!」

 

フェロー
「ほぇ~。転送されて出てきたら
ハエ男になってたりするのかな…。」

 

マスター
「SF小説の読み過ぎだ…。

しかし、鉄道組合本部にあった転送装置は
ピンク色の光に照らされたカプセルのような形状で
他の転送装置とは明らかに違っていた。」

 

フェロー
「確かにランドシップやトレーダーキャンプにある
転送装置とは全然形が違ってたね、」

スプーキー
「セカイジュウニハ イロンナカタチノ ソウチ ガ
アルトキイタコトハ アル。」

 

スプーキー
「ダガ ソンナカタチ ノ ソウチハ
キイタコトモ ミタコトモ ナイゾ。」

 

オフィサー
「うーむ…。もしかすると、
私達のような一般的な転送網ではなく、
独自の転送網を使った転送装置なのかもしれんな。」

 

フェロー
「独自の転送網?」

 

エンジニア
「転送装置は装置に乗った人間の記憶をスキャンして、
訪問した記憶があれば、人体を粒子分解して
その場所へ送る仕組みらしいんだけど、
基本は全部同じ転送網が使われてるんだ。」

 

エンジニア
「中には、組織的に保有する独自の転送網を持つシステムがあって、
その組織しか利用できない、かつその転送装置同士でしか
行けない場所があるみたい。」

 

フェロー
「へぇ~、色々あるんだね~。」

 

サルーンガール
「そういえば、転送装置の側面に
『GORO’S』って書いたマークがあったわぁ。あれは何かしら?」

 

マスター
「GORO’Sはスターフォールを中心に
昔、暴れていた「ならず者の集団」だな。」

 

マスター
「スターフォールに『ごろベース跡地』『ごろ本山跡地』があっただろ?
あそこを拠点としてカンパニーと度々抗争を繰り返していたみたいだな。」

 

サルーンガール
「そのGORO’Sが使ってた転送装置なのかしら?」

 

フェロー
「ん~。マークが入っているって事はたぶんそうだけど、
GORO’Sから鉄道組合が転送装置を買った、
もしくは譲ってもらったって可能性もあるよね。」

 

マスター
「どちらにせよ、GORO’Sと鉄道組合の関係性が気になるな。」

 

オフィサー
「エルピス作戦後は、ハンターオフィスと鉄道組合が
協力してたのを見ればわかるように、非常事態だったからな。
どこの組織も協力体制にあったように思う。

まぁ、ランドハスキーとかは別だが…。」

 

フェロー
「あの組織よくわからないしね…。
なんか一方的にハンターオフィスを恨んでるみたいな感じだし…。」

 

オフィサー
「そういえば昔、GORO’Sは独自の転送網を持つ
システムを保有していたとどこかで聞いたことがある。
本当かどうかはわからないが。」

 

フェロー
「という事はグレートウォールの民間人やカンパニーは
スターフォールにあるGORO’Sの拠点に避難したのかな?」

 

マスター
「いや、スターフォールにある
ごろの拠点は全てもぬけの殻だった。」

 

フェロー
「じゃ~みんなは何処へ行ったんだろう。
他にもGORO’Sの拠点はないの?」

 

サルーンガール
「トコナツの要塞島にある
『ごろ砦』が彼らの本拠地よぉ。
今どういう状況になっているのか
全くわからないけれど…。」

 

フェロー
「トコナツ…聞いたことあるけど
行ったことないなぁ。どんなところなの?」

 

サルーンガール
「トコナツは入り組んだ内海と火山地帯が
特徴の熱帯地帯よぉ。」

 

フェロー
「あ、暑そう…。
ところでサロンの人詳しいよね。
行ったことあるの?」

サルーンガール
「あら?言ってなかったかしら?
私生まれも育ちもトコナツよ。」

 

フェロー
「あー!だから肌が褐色なの?!」

 

サルーンガール
「え?肌?
ああ、これは日焼けマシーンで焼いたのよ~。」

 

フェロー
「人工的なのね…。」

 

エンジニア
「トコナツへは海を渡って行かなきゃいけないよね。
水上のランドシップでの移動は問題無いけど、
現地に着いてからの移動を考えないといけないよね。」

 

サルーンガール
「そうねぇ。さすがに泳ぐのも大変だし、
海には凶悪なモンスターがいるし…。
戦車も水上は走れないものねぇ。」

 

エンジニア
「ちょっと調べてみるね!」

 

サルーンガール
「私もトコナツ出身の知人に連絡を取って
色々聞いてみるわぁ。」

 

オフィサー
「うむ、すまないな。
よろしく頼む。」

 

フェロー
「じゃ、トコナツへ出発する準備をしよう!」

 

———————————————————-

 

エリシアは眠り続けていた。

 

エリシア
「また…夢…?」

 

???
「エリシア…。」

頭の中で、またあの声が響いた。

 

???
「”救世主(メシア)”の証を持つ者…。」

 

エリシア
「証…?」

 

???
「そして、世界を滅ぼす者よ…。」

 

エリシア
「私が…?世界を…?」

 

???
「はやく我を解放するのだ!!!!さぁ、はやく!!」

 

エリシア
「嫌ァァァァァァァァァ!!!!」

 

———————————————————-

エリシア
… …!!!!

 

急に目の前が真っ暗になり、
エリシアは飛び起きるように目が覚めた。
服は汗でびっしょり濡れていた。

 

エリシア
「はぁ… はぁ… はぁ…。」

 

エリシア
「はぁ…。」

 

エリシア
「…一体誰…?私は…何者なの…?」

 

To Be Continued…


【メインストーリー第32話】悲劇の真相

投稿者:
【運営】担当

○司令室

 

エリシアの体調を心配した
ランドシップクルー達は司令室に集まっていた。

オフィサー
「エリシア君の体調はどうかね。」

 

ドクター
「眠っているわ。
ミトラから発見された時ほどでは
ないけれどかなり衰弱しているわ。

あのまま対処をしなければ、
命の危険もあったかもしれないわね。」

 

オフィサー
「ううむ…そうか。
エリシア君が回復するまで動くべきでは無いな。」

 

エンジニア
「エリシアちゃんのお父さんがワクチンを研究をする為に
どこに向かったのかもわからないしね…。」

 

フェロー
「スターフォールやグレートウォールにある
研究所を全部探索してみる?

BG研究所、透明化試験場、水際研究所、
防空研究所、天候制御研究所とか色々あるけど…。」

 

ドクター
「あと”ネクロハイツ”もあるわね。」

 

フェロー
「いや、それはちょっと…。」

 

マスター
「さすがに研究所をしらみ潰しに
探すのは時間が掛り過ぎるな…。
名前だけで場所もわからない所もあるし…。」

 

フェロー
「ずっと気になってたんだけど…
鉄道組合本部をもう一度調べてみない?」

 

オフィサー
「それはサルーンガールが潜入して
この前調べてくれただろう。」

 

フェロー
「そうだけど、少し気になる話があってね。
この前酒場でご飯を食べてた時に聞いたんだけど…。」

 

マスター
「どうやら、本部にはまだ入れない場所があるらしい。
そこに無敵鉄道組合の首領「鉄道組合総裁」がいた部屋らしいが…。」

 

オフィサー
「なるほど。サルーンガール、
そんな部屋心当たりはあるかね?」

 

サルーンガール
「そうねぇ…。フロアが5つあったから
一応全部調べてはみたけどぉ…。
もしかしたら隠し部屋とかもあったのかしらぁ。」

 

フェロー
「そこに何か鉄道組合であった事件の事について、
まだ手掛かりがあるかもしれないしね。」

 

ドクター
「でも”入れない場所”って言うぐらいだから
中に入れるのかしら。」

 

マスター
「わからん。
とりあえず行ってみる価値はあると思う。」

 

オフィサー
「わかった。では君とフェロー君。
サルーンガール、マスターの4人で行って来てくれ。」

 

○鉄道組合本部

調査の為、出動した4人は
無敵鉄道組合本部の門前に来ていた。

 

フェロー
「やっぱり封鎖されてて入れないね。
サロンの人どうやって入ったの?これ。」

 

サルーンガール
「わかったわぁ。ちょっと待ってね~。」

 

サルーンガールはひょいと壁を軽々と越えた。

 

その後ガラガラ音を立て入口が開いた。

 

サルーンガール
「は~い!開いたわよ~。」

 

フェロー
「おお、すげぇ。
やっぱりサロンの人タダ者じゃないね…。」

 

マスター
「よし、中に入ってみよう。」

 

○鉄道組合本部内部

中に入ると、むせるような血と燃えた後のにおいと
目を覆いたくなるような惨劇の痕が広がっていた。

 

フェロー
「うわぁ…。サロンの人の報告通り
ほんとに死体と機械の残骸だらけだね…。

というか、よくこんなところ
平気な顔で探索出来たよね…。」

 

サルーンガール
「まぁ、こういうのは慣れてるわぁ。
今までずっとしてきたもの。」

 

フェロー
「さすが元新統合軍のエージェント…。」

 

マスター
「相当激しく争ったみたいだな。
そこらじゅう弾痕だらけだ。」

 

サルーンガール
「でも通信記録の通り、
敵側の死体が無いところを見ると
やっぱり原因は警備ロボットや戦車の暴走のようね~。」

 

フェロー
「でもさ…なんか通信記録と違う部分があるよね…。」

 

マスター
「どうした?」

 

フェロー
「この白い軍服って鉄道警備隊だよね。
胸にバッジを付けてるし。」

 

マスター
「そうだな。鉄道警備隊のものだと思う。」

 

フェロー
「通信記録ではさ、こう言ってなかったっけ?」

 

-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-

突然、警備ロボットや戦車達が暴走を始め、
民間人もカンパニー達も皆殺られてしまった…。
生き残ったのは我々一部の警備隊員のみ…。

-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-

 

サルーンガール
「そうねぇ。ほぼ全滅だったみたいね。」

 

フェロー
「でもこの死体を見ると、鉄道警備隊と思われる死体しかないよ?
中にはカンパニーか傭兵と思われる死体も少しはあるけど…。」

 

マスター
「本当だ…。民間人と思われる死体がないぞ。
民間人はどこに消えたんだ…。」

フェロー
「私の推理が正しければ…。」

 

マスター
「なんで名探偵気取りなんだよ。」

 

フェロー
「えっと、あくまで予想なんだけど、
一度本部にカベノシタ、カベノウエ、カベノオクの
住人とカンパニーを集約させて
そこからまた移動させたんじゃないかな?」

 

サルーンガール
「なるほど~。バラバラで移動するより
一度集めてから動いた方が安全よねぇ。」

 

マスター
「フロッピーディスクを読み込んだ際、
一部データが破損していると言っていた。

もしかすると、その中に
次の移動に関する通信記録があったのかもしれないな。」

 

サルーンガール
「でももし、そうだとすると、
『民間人もカンパニー達も皆殺られてしまった』って言う
表現はしないわよねぇ。そんな嘘を付いても仕方ないし。」

 

フェロー
「それもそうか…。
とりあえず『入れない場所』っていうのを
探してみようよ。」

 

マスター
「そうだな。」

 

探索を続けていると5つ目のフロアで
壁を見つけた。

 

マスター
「なんかこの壁不自然だな。」

 

サルーンガール
「全然気付かなかったわぁ。
たしかに少し出っ張ってるわね。」

 

フェロー
「押してみよう!」

 

壁を押すと、「カチッ」という音がし、
隣の壁から大きく頑丈な扉が現れた。

 

フェロー
「おお…からくり屋敷みたいだ…。」

 

マスター
「実際見たことあるのかよ…。」

 

フェロー
「しかし頑丈な扉だね…。ビクともしないね。
マスターちょっとやっちゃってよ。」

 

マスター
「『デュアルファング』を持ってこい。
そしたら壊してやる。」

 

サルーンガール
「たぶんこのカードキーで開くんじゃない~?」

 

フェロー
「おお!それどこで手に入れたの?」

 

サルーンガール
「何か死体の中にお偉いさんっぽい服装した人が
いたから服の中を漁ったら見つかったわぁ。」

 

マスター
「やるな…。
よし、開けてみよう。」

 

壁にあった認証装置にカードキーを通した。

 

システム
「認証致しました。解錠致します。」

 

システム音が鳴ると、
扉が大きな音とともに開いた。

 

フェロー
「ひらけーーー!!ゴマーーー!!」

 

マスター
「いや、もう開いてるだろ…。
というか、いい加減疲れてきたぞ。」

 

サルーンガール
「綺麗な部屋ね。
特に荒らされた形跡もないわ。」

 

フェロー
「いかにも総裁がいた部屋って感じだね!
この写真のお髭の人が総裁かな?」

マスター
「船長に似てるな…。」

 

フェロー
「まさか船長さんが鉄道組合総裁!?
…そんなわけないか。」

 

サルーンガール
「あら、あそこに
転送装置みたいなのがあるわぁ。
ランドシップにあるのと形状が異なるけどぉ。」

 

マスター
「なんだこれ。
見たことも無い形をしているな。起動できるか?」

 

フェロー
「ん~…ダメっぽい。
通電はされてるみたいなんだけど動かないね。」

 

マスター
「ダメか…。もしかして民間人はここから逃げたのか…?」

 

サルーンガール
「今は動いていないけれど、
可能性としてはあり得るわね。」

 

フェロー
「もしかして…
あの通信の内容は時間稼ぎなんじゃ…。」

 

マスター
「どういうことだ?」

 

フェロー
「だってさ、考えてみてよ。
例えば今回の鉄道組合の事件の首謀が
アラドだったとするでしょ?

じゃあなぜアラドは鉄道組合本部に
民間人とカンパニーが居るって知ったんだろう?
あの情報はハンターオフィスと鉄道組合間でしか
やり取りされてないよね。」

 

マスター
「なるほど…!盗聴か。」

 

フェロー
「うん、恐らくアラドはネットワークを通して
通信内容をハッキングしたんだと思う。
どうやってアクセス権限を
得たのかまではわからないけど…。」

 

マスター
「だからわざと誤報を流した?
でもアラドは現地にいたんじゃないのか?」

 

フェロー
「いや、恐らく何らかの手段を使って
機械を暴走させて先に襲わせた後、
様子を見に来た時にマスクを落としたんだと思う。

『隻眼のアラド』と呼ばれた程の男だから
その場にいたのなら、そんな回りくどいことはせず
直接手を下すと思うんだよね。」

 

マスター
「確かにランドシップを襲った時も賞金首を
使って自分は別の場所にいたしな。」

 

フェロー
「そうだと思う。だから誤報を流す事で、
首謀に殺戮は順調だと思わせて時間稼ぎをして、
そのスキに民間人とカンパニーを
この転送装置で逃がしたって感じだろうね。

一部のカンパニーは交戦に参加していたみたいだけど…。」

 

マスター
「今日のフェローは頭さえてるな。
たまにはやるじゃないか。」

 

フェロー
「調査ならまかせてよね!
何しろあたしはランドシップで一番の調査員なんだからね!」

 

マスター
「あまり図に乗るな。」

 

フェロー
「へいへい、わかったよ~。
とりあえずこの事を船長さんに報告しに戻ろうよ!」

 

To Be Continued…


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