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【メインストーリー第68話】仮面の影

投稿者:
【プロデューサー】KAZ

○湾岸ビルC棟 内部

 

闇桜

「あはっ…かばってくれたのね♡

フンッ…。バカなヤツ。」

 

 

闇桜はそう言い放ち、白百合に向かって

鎌を振り下ろした。

 

 

ズシャ…!!

 

 

闇桜

「ばいばい♡」

 

 

しかし切ったのは本体ではなく白百合の残像であり、

本物の白百合は闇桜の後ろに回り込んでいた。

 

 

闇桜

「…なッ!?」

 

 

白百合

「それは残像です。」

 

 

スチャッ

闇桜の額に刀を当てる白百合。

 

 

白百合

「闇桜、あなたの負けです。」

 

 

 

闇桜

「…はぁ~。負けちゃった♡」

 

 

ズシャッ

マンイーターに止めを刺すニーナ。

 

ニーナ

「ふぅ、こっちも終わったぞ。

全く、しぶといヤツだ。」

 

 

 

闇桜

「うッ…!!!」

 

 

闇桜の頭の中に声が響く。

 

 

???

何をしている?殺すのだ。

全員抹殺するのだ。

 

 

 

闇桜

「…うぅうぅぅぅうわぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

白百合

「闇桜…!どうしたのです…!!闇桜!!」

 

 

 

闇桜はガクリと肩を落とし

ぴくりとも動かなくなった。

 

…と思ったが、突然目付きが変わり

すごい形相で白百合を睨みつけた。

 

 

闇桜

「… フゥー … フゥー …。」

 

 

 

ニーナ

「やばい!さっきまでと様子が違うぞ!!」

 

 

 

白百合

「すごい殺気…!…来ます!!」

 

 

ニーナに襲い掛かる闇桜。

 

 

闇桜

「…鎌鼬(かまいたち)」

 

 

ザシュザシュザシュザシュザシュッ!

 

闇桜は5回の連続斬撃を繰り出し、

ニーナの体にヒットさせた。

 

ニーナ

「ぐっ…!

さっきにも増して攻撃が速い…!」

 

 

 

闇桜

「…塵旋風(じんせんぷう)」

 

 

ジュシュジュシュジュシュッ

 

 

闇桜は高速回転攻撃を繰り出した。

 

竜巻のように空中に舞い上がり

地面に叩きつけられる白百合。

 

白百合

「っ…!!

このままでは…。分が悪い…ですね…。」

 

 

 

ドクター

「!! 白百合ちゃん!ニーナちゃん!

その子の耳に何かついているわ!」

 

 

闇桜の耳を見るとドクターの言葉通り

機械のようなものが取り付けられている。

 

 

ニーナ

「なるほど、あれが原因か…。

何者かによって操られている可能性があるな。

よし!!」

 

 

闇桜に斬りかかるニーナ。

 

ガキンッ!!

 

 

闇桜

「フンッ…。」

 

 

 

白百合

「そこだッ!!」

 

 

一瞬の隙を付き、

耳の機械を破壊した。

 

ジジジッ…、パリーン。

 

闇桜

「…!! …私は…、一体何を…。」

 

 

さっきまで殺気に溢れた顔をしていた

闇桜の顔がみるみる正気に戻っていく。

 

 

ニーナ

「ふぅ…。とりあえず

これ以上血を流さずに済みそうだねぇ…。いてて…。」

 

 

 

ドクター

「はぁ…よかったわ…。」

 

 

 

白百合

「闇桜、エルピス作戦の後

お前に何があったのだ?」

 

 

闇桜

「白百合…。」

 

 

 

闇桜の話によると、エルピス作戦で行方不明となったのは、

作戦中に多くの仲間がキャンサーの影響を受け死んでいくのを

目の当たりにし、怖くなりその場から逃げだした。

 

その数時間後、無線で『エルピス作戦』で大敗した事を耳にした。

戻る場所が無くなった事を知り、もちろん『櫻花(おうか)』が

仮に存続していたとしても敵前逃亡をした為、軍に帰れるわけが無かった。

 

行くところも戻るところも無く、ただ路頭に迷い、

グラウンド・ゼロにある人類陸軍ビルの中に身をひそめていたという。

 

 

 

白百合

「…そうだったんですね。」

 

 

 

ドクター

「闇桜ちゃん…だっけ?

あなたはここで何をしていたの?」

 

 

 

闇桜

「わからない…。仮面をかぶった男に誘われて…。

気がついた時にはここにいた…。」

 

 

ドクター

「…アラドだわ。」

 

 

 

闇桜

「その男は…、鍵を探せと言っていた…。」

 

 

 

白百合

「やはり、私たちと同じ目的ですわね…。」

 

 

 

闇桜

「仮面の男はここ『湾岸ビルC棟』にあると言っていた。

だから私はここに来た…。」

 

 

 

ニーナ

「その話からすると鍵の1つが

このダンジョンにあるって事か…。

隈なく探してみよう。」

 

 

─ 1時間後…

 

 

白百合

「ん~…見当たりませんね…。」

 

 

 

ニーナ

「と、なると後はここか…。」

 

 

と言いながら、横たわった

マンイーターの死体を漁りだすニーナ。

 

 

ドクター

「うわぁ…エグいわね…。

私が言えた柄ではないけれど…。」

 

 

 

ニーナ

「ん…?なんか胃袋の中にあるな…。」

 

 

マンイーターの胃袋の中から

頭の部分にノア=アイのレリーフが入った

青色の鍵(悲観の鍵)を発見する。

 

ニーナ

「鍵があったよ。

ん…?他にも何かあるな…。」

 

 

胃袋の中には消化しなかった

人間の骨も残されていた。

 

 

白百合

「…もしかすると、鍵を持った人を

そのまま飲み込んだのかもしれないですね…。」

 

 

 

ドクター

「この状況で鍵が溶けてないのは、

さすが神話コーポレーション製の特殊合金ね…。」

 

 

 

ニーナ

「よし、鍵も見つけたしジェシィと合流して

ドッグシステムで戻ろう。」

 

 

 

ドクター

「闇桜ちゃん、あなたはどうする?」

 

 

 

闇桜

「あたしも一緒に行く…。

その…よろしく…。」

 

 

 

白百合

「ふぅ…。これでまた仲間ですね。

一緒に頑張りましょう。」

 

 

 

闇桜

「仲間…。うん…ありがとう…。」

 

白百合は闇桜を見て微笑んだ。

 

 

To Be Continued…