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【メインストーリー第21話】少女の異変

メタルサーガ~荒野の方舟~
メインストーリー 第二章「追憶の救世主」

 

○司令室

 

“エリシアの異変”に驚きを隠せないが、
なんとかピンチを切り抜けたクルー達は
ランドシップに避難する事が出来た。



オフィサー
「ドクター、エリシア君の調子はどうかね。」

 

ドクター
「…いえ、残念ながら目覚めてはいないわ。
あれから眠ったままよ。」

 

オフィサー
「うーむ…。そうか…。」

 

オフィサー
「砲撃による被害状況はどうかね?」



オペレーター(ミニマル無口系)
「はい。誘導装置でのミサイル迎撃は順調。
現状問題ありません。」

 

オフィサー
「しかし、エリシア君の行動は気になる
部分が多いな…。」

 

フェロー
「あの時、エリシアちゃんの手の紋章が
光っていたね…。しゃべり方も…そう、
機械?のような感じだった…。」

 

オフィサー
「…とにかく今は彼女の回復を待つしかないな。」

 

フェロー
「エリシアちゃんが目覚めたら、本来の目的である
えーっと、”ニコル”だっけ…?お父さんを
探しに行かないとね!」

 

オフィサー
「…”ニコラ”だな。」

 

フェロー
「そうだ!エリシアちゃんが目覚めたら、
元気になってもらえるようにマスターに料理を
作ってもらおうよ!」

 

フェロー
「あ、でも食材が…。」

 

オフィサー
「近くに「機械化実験農場」と呼ばれる破棄された
農場がある。食材ならもしかすると、
そこにあるかもしれんな。」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「そこには”大破壊”の影響で暴走した機械が
数多く存在しているようです。
くれぐれも注意して下さいね。」

 

オフィサー
「最近グレートウォールの天候の影響か、
プラント内の作物の育ちが悪くてな。」

 

オフィサー
「そちらもあわせて、食材を確保してくれると
嬉しい。すでにオフィスに依頼は出してある。」

 

フェロー
「よし!食材探しにレッツゴー!」

 

─ 数時間後…

 

○ハンターオフィス

 

オフィサー
「ご苦労。これで十分食材が確保できたはずだ。
礼を言う。」

 

フェロー
「いっぱい野菜や果物が集まったね!」

 

フェロー
「これでエリシアちゃんも
喜んでくれるといいけど…。」

 

そこに、少し安心した様子の
ドクターが入ってきた。

 

ドクター
「みんな、エリシアちゃんが目覚めたわ。」

 

ドクター
「…でも、残念ながら意識はハッキリしてるんだけど
少し混乱していてうまくしゃべれないみたいなの。」

 

フェロー
「う~ん、あんな事があったばかりだし
仕方ないね…。」

 

オフィサー
「ドクター、エリシア君の容体が少し落ち着いたら
また連絡をくれたまえ。」

 

ドクター
「ええ、わかったわ。」

 

オフィサー
「皆は引き続き、砲撃の警戒態勢に入ってくれ。」

 

To Be Continued…

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