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【メインストーリー第2話】謎のカプセル

投稿者:
【プロデューサー】KAZ

○ガレージ

エンジニアからアマモ跡地で見つかった
例のカプセルについて判った事があるから
ガレージに来てほしいと連絡があった。

 

エンジニア
「やあ、ようやく来てくれたね。
待ってたよ!」

 

エンジニア
「判ってる、このカプセルの事だよね。
あれからいろいろ調べて
すごいことが判ったんだよ!」

 

エンジニア
「これは、生命維持カプセルと
呼ばれているものなんだよ。」

 

エンジニア
「いわゆるコールドスリープとは
ちょっと違ったものだけど…。」

 

エンジニア
「この中に入っている者を
長期間眠らせて生命を維持する
ことができるんだ。」

 

エンジニア
「そして、この生命維持カプセルは
今も稼働中なんだ…。
つまり…。」



フェロー
「つまり、この生命維持カプセルの中には
誰かが入ってるって事だね!」

 

エンジニア
「ちょっとフェローさん!
ボクのセリフを取らないでよ!」

 

フェロー
「だってさ~ 黙って見ていたら
エンジニアはいつまでたっても
あたしを紹介してくれないし!」

 

エンジニア
「…ああ、そうだったね。
この人はフェローさんって言って
この調査を手伝ってくれてるんだよ。」

 

フェロー
「まあ、調査ならまかせてよね
なにしろあたしはランドシップで一番の
調査員なんだからね!」

 

エンジニア
「一番ってランドシップの調査員は
フェローさん一人だけしかいないはず…。」

 

フェロー
「それはいやその…
そ、そうだ、まだ生命維持カプセルの
説明が途中だったでしょ!」

 

エンジニア
「まあ、そうだけど…
でもその辺のことはフェローさんのほうが
詳しいんじゃないかな?」

 

フェロー
「じゃあ、後はあたしから説明するよ。
この中に誰かが入っていることは
さっき説明があったけど…。」

 

フェロー
「この生命維持カプセルは、
厳重にロックされていて
開けることができないんだ。」

 

フェロー
「ロックを解除するには
キーとなるものが必要なんだけど…。
君、持っていたりしない?」

 

フェロー
「うーん、持っているわけないよね…。
じゃあ、探しに行かないとね。」

 

フェロー
「カプセルはアマモ跡地にあったんだよね。
そこにキーみたいなものなかったかな?」

 

エンジニア
「キーと言っても電子的なロックだから
たぶんカードとかだと思うよ。」

 

フェロー
「そう、カード!
カードみたいなのだよ!」

 

フェロー
「何か心当たりあるかな?
とりあえずアマモ跡地に行ってみようよ!」

 

フェロー
「あ、今回からあたしが同行するからね。
船長さんもこの件は重要視していて
君に協力しろって言ってたんだよ。」

 

フェロー
「これからよろしくね。
ナンバーワン調査員のあたしを
頼ってくれていいよ!」

 

エンジニア
「だからナンバーワンもなにも
調査員は一人しかいないって…。」

 

フェロー
「さあ、アマモ跡地に出発!」

 

 

○ガレージ

 

アマモ跡地でICカードを見つけ、
ガレージに戻って来た。

 

エンジニア
「ICカードが見つかったんだね?
それなら生命維持カプセルを開けられるよ。」

 

フェロー
「ちょっと待って!」

 

エンジニア
「どうしたのフェローさん?」

 

フェロー
「いや、考えてみたらこの中に入っているの
人間と決まったわけじゃないよね?」

 

フェロー
「モンスターとか犬とかが
入っていたら危ないかも…。」

 

エンジニア
「なんでモンスターと犬が
同列なのか判らないけど…。」

 

エンジニア
「大丈夫だよ。
人間用の生命維持カプセルなんだから
中にいるのも人間だって。」

 

フェロー
「じゃあ、死体だったりするかも…。」

 

エンジニア
「生命維持カプセルは稼動中なんだから
中の人も生きているよ!」

 

エンジニア
「もう、邪魔しないでよフェローさん!
キミ、ICカードをここに入れて。
それだけで開くはずだから。」

 

言われた通り、ICカードを
生命維持カプセルに差し込んだ。

 

フェロー
「…あれ?
ICカード入れたけど開かないよ。」

 

エンジニア
「ちょっとは時間かかるんだよ。
眠っている中の人を覚醒させるんだから。」

 

フェロー
「なるほど、解凍中ってことだね。
あ、生命維持カプセルが開く…!」



謎の少女
…

 

エンジニア
「女の子…?
生きているよね?
まだ眠ってるみたいだけど…。」

 

フェロー
「…おかしいな。
生命維持カプセルが開くと中の人も
目覚めるはずなんだけど…。」

 

エンジニア
「たぶんだけど、長く眠りすぎて
衰弱しているのかもしれない。」

 

エンジニア
「人の体はボクの専門外だよ。
ドクターを呼んでこよう。」

 

生命維持カプセル中にいたのは謎の少女だった。
少女は目覚めないまま、ドクターのラボへ
移されることになった。

 

フェロー
「あの子の首の装飾…首輪…?」

 

フェロー
「気に障る事なんてないはず…なのに…」

 

To Be Continued…

【メインストーリー第1話】謎の女

投稿者:
【プロデューサー】KAZ

メタルサーガ~荒野の方舟~
メインストーリー 第一章「人類再生への軌跡」

○酒場

ある日、酒場に行ってみると
小柄な姿が目に止まった。
エンジニアだ。



エンジニア
「やあ、キミも食事?
ボクもいつもここで食べているんだけど
どうせなら一緒にどうかな?」

 

サルーンガール
「やっほー、ここなら席空いてるわよ~!」

 

エンジニア
「うーん、どうやら
空いている席あそこしかないみたいだね。」

 

サルーンガール
「エンジニアちゃんはお食事だけ?
ここは酒場なんだけど…
でもお子様にはお酒はまだ早いかしらぁ。」

 

エンジニア
「ボクはこれでもハタチは超えてるよ!」

 

サルーンガール
「はいはい、わかったわよぉ。
それよりエンジニアちゃんとアナタ、
あの噂は聞いたかしらぁ?」

 

エンジニア
「噂…?
知らないよそんな事。
噂話とか興味ないし。」

 

サルーンガール
「噂って言っても出所は確かなのよぉ。
知り合いの友達の妹の同僚の同級生の
恋人のお母さんが確かに聞いたって…。」

 

エンジニア
「ほぼ他人だよねそれ…?
すごく、うさんくさいよ。
特に最後のお母さんというあたりが。」

 

サルーンガール
「ちょっと、そういうこと言うのは
せめて内容くらいは聞いてからにしてよ。」

 

エンジニア
「まあ、聞くだけならいいけど…。」

 

サルーンガール
「じゃあ教えてあげるわ。
アマモ跡地って知ってるわよね?」

 

エンジニア
「たしか、大きな街の跡地だよね。
今では廃墟も崩れて
瓦礫しかないはずだけど。」

 

サルーンガール
「地上はそうなってても
地下にはまだ何か残ってるらしいのよ。」

 

サルーンガール
「噂によると大破壊後に破棄された
戦車や兵器があるんじゃないかって…。」

 

エンジニア
「うーん、怪しい…。
怪しい噂だけど戦車や兵器か…。」

 

サルーンガール
「アナタはどう?
ハンターのアナタなら戦車とか
興味ないわけないはずよねぇ?」

 

サルーンガール
「噂どおりに戦車や兵器があるのなら
きっと価値があるもののはずよ?」

 

エンジニア
「ボクだって興味あるよ!
見たことない戦車や兵器があるなら
さわって調べてみたいよ!」

 

サルーンガール
「エンジニアちゃん
なんか急にやる気になったみたいね。」

 

エンジニア
「うんっ!
よし、アマモ跡地に行くんなら
ボクが案内してあげるよ!」

 

エンジニア
「え、わざわざ案内しなくてもいい?
いや、ボクも技術者として
現地を見てみたいし行くよ。」

 

こうして、エンジニアの案内で
アマモ跡地に行く事になった。

 

○酒場

アマモ跡地で探索を終え、
酒場でサルーンガールと話をしていた。

 

サルーンガール
「やっほーエンジニアちゃん!
それで結局、まともな戦車は
見つからなかったんだってぇ?」

 

エンジニア
「見つかったのは欠片だけだったよ!
せっかく行ったのにね。」

 

エンジニア
「でも、くたびれ損ってわけじゃないよ。
戦車はダメだったけど
別にすごいものも見つけたんだ。」

 

 

サルーンガール
「え、なになに?
なにを見つけたのよぉ?」

 

エンジニア
「うーん、あれは…
なんというか…。」

 

サルーンガール
「ケチケチしないで教えてよぉ。
そうだ、アナタも見たんでしょう?」

 

サルーンガールに迫られるが返答に困る。
確かに見たには見たが
あれはいったい何なのだろう?

 

…

○アマモ跡地(回想)

 

エンジニア
「戦車の欠片はあれだけしかないのかな?
もっとよく探せば他にも…。」

 

老朽化した地下施設の壁が崩れ
隠されていた部屋が見つかった。
その中にあったものが…。

 

エンジニア
「あ、危ないよキミ!
そっちは天井が崩れそうだって…
え、何かがある?」

 



 

エンジニア
「これは…いったい…?」

 

それは、カプセルのようなものがついた
大きな機械装置だった。

 

エンジニア
「この機械、まだ稼動してるみたいだね。
ひょっとしたら、すごいものかもしれない。」

 

エンジニア
「この大きさなら
なんとか運び出せそうかな…。」



フードをかぶった女
(……。)

 

エンジニア
「だ、誰!?」

 

フードをかぶった女
「……ッ!」

 

エンジニア
「あ、待ってよ!」

 

エンジニア
「ダメだ…すごい早さで走って行っちゃった。
とても追いつけないね…。」

 

エンジニア
「なんだったんだろうあの人?
ボクたちの後をつけてきたみたいだけど…。」

 

…

 

(回想終わり)

 

○酒場

エンジニア
「別に意地悪で教えないわけじゃないよ。
あのカプセル… かな?
あれがなんなのかよく判らないんだ。」

 

エンジニア
「でも、高度な技術で作られたものなのは
間違いないかな。」

 

サルーンガール
「ふーん、たいしたものなのねぇ。」

 

エンジニア
「でも、あのカプセルが何なのか
もうちょっと調べてみないと
詳しい事は判らないよ。」

 

サルーンガール
「さっきからカプセルとか言ってるけど
お薬が入ってて飲むアレ?」

 

エンジニア
「そういうのじゃないよ!
こっちのカプセルは人間より
大きいくらいだし。」

 

エンジニア
「でも中に何か入っているというのは
一緒かもしれないかな?」

 

サルーンガール
「何が入っているのよぉ?」

 

エンジニア
「何のカプセルかも判らないのに
そんなことが判るわけないって。」

 

エンジニア
「これからもっとよく
調べてみるつもりだから
詳しいことが判ったら教えるよ。」

 

エンジニア
「あ、何かキミの協力が
必要になるかもしれないから。
その時はお願いするね。」

 

To Be Continued…

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