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【メインストーリー第20話】覚醒

投稿者:
【運営】鶏太朗

○司令室

オフィサー
「エリシア君とフェロー君の
反応が消えたのはどの辺りだね?」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「はいそうですね…
おそらく、人食い砂漠を
中心としたこの辺りです。」

 

オフィサー
「かなり広いな…。
全ハンターに二人を探すように
ハンターオフィスから依頼を出そう。」

 

オフィサー
「君も頼んだぞ。
どんなものでもいいから
エリシア君たちの手がかりを見つけてくれ。」

 

オフィサー
「もちろん、本人たちを
見つけてくれるのが一番良いが…。」

 

オフィサー
「手がかりとなるものなら
些細なものでも持ち帰ってほしい。」

 

マスター
「俺も知り合いのハンターに
昔の伝手で動いてもらっている。」

オフィサー
「そうか…。
すまんな、迷惑をかけるマスター。」

 

マスター
「この事態なんだ。
気にするな。」

 

ドクター
「私は何かあったときのために
ラボに待機しておくわね。」

 

オフィサー
「何もなければいいが…。」

 

─ 数時間後…

 

○司令室

 

オフィサー
「これは…エリシア君のものか?」

 

ドクター
「そうね…見覚えがあるわ。
エリシアちゃんの
左手に付けてた布の切れ端ね。」

 

オフィサー
「見つかったのはこれだけか…。
これでは…二人はもう…。」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「船長!
エリシアさんとフェローさんです!」

 

オフィサー
「何? 通信が入ったのか?」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「い、いえ、外を見てください。
二人と…あともう一人いますが
姿が見えます。」

 

オフィサー
「なんと…自力で帰ってきたのか…?
とにかく、迎えにでよう。
早く話を聞きたい。」

 

 

○荒野

 

フェロー
「あー、ひどい目にあったよ…。
ようやく帰ってこれた…。」

 

オフィサー
「フェロー君
いったい何があったのかね?」

 

フェロー
「えーと、モンスターに襲われて
攻撃を通信機で受け止めたら
なぜか通信できなくなっちゃって…。」

 

エンジニア
「なぜかじゃないよ!
そんなことしたら壊れて当然だよ!」

 

フェロー
「ああ、やっぱり壊れてたのかな。
あたしもその後、直そうとしてガンガン
ぶっ叩いてみたんだけど…。」

 

エンジニア
「叩いて直るわけないだろ!
ああ、ボクの通信機がこんなに
ボコボコになって…。」

 

フェロー
「それでその時に
助けてくれたのがこの人だよ。」

フードをかぶった女
「……。」

 

フェロー
「もう、強いのなんのってこの人。
その辺のモンスターなんか
千切っては投げ千切っては投げって感じで。」

 

オフィサー
「そうか…。
二人を助けてくれた事には礼を言おう。
君は…?」

 

マスター
「…船長、俺の知り合いだ。」

 

オフィサー
「ああ、マスターの言ってた
知り合いのハンターか。」

 

フードをかぶった女
「別にリザードに頼まれたから
その子を助けたわけじゃないよ。」

 

フードをかぶった女
「元々、どうしようもない状況だったら
ギリギリで助けに入る気でいたからね。」

 

オフィサー
「…どういうことだ?」

 

フードをかぶった女
「そんなことよりも
アタシは怒ってるんだ。」

 

フードをかぶった女
「アンタたち、危ない事を
この子にさせすぎだろ。」

 

フードをかぶった女
「取り返しのつかない事になったら
タダじゃおかないよ?」

 

オフィサー
「それは…いや、その通りだな。
言い訳もできん。
私の見通しが甘かった。」

 

オフィサー
「エリシア君、すまなかった。
こんな危険な目に合わせてしまって…。」

 

エリシア
「いえ、私はこうして無事でしたし…。」

 

フェロー
「でも、あの手袋みたいな布、
無くしちゃったね。」

 

エリシア
「ええと、あれは気づかないうちに
外れて落としたみたいで…。」

 

オフィサー
「それならこちらで回収してある。
必要なら直して返そう。」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「船長!
壁の上から砲撃です!」

 

オフィサー
「砲撃だと!?
そうか…エリシア君を狙って…。」

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「地対空ミサイル発射します!
…迎撃成功です!」

 

オフィサー
「全ての弾着を確認したか!?」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「次弾来ます!
電磁バリア展開…。
…! ダメ! 外にまだ乗組員が!」

 

オフィサー
「早くランドシップの中へ戻るんだ!」

 

エリシア
「…ダメ…間に合わない…。」

 

フェロー
「うわーもうダメだよー!?」

 

フェロー
「…あれ、なんともない…?」

 

エリシア
「……。」

フェロー
「ど、どうしたのかな?
エリシアちゃん…?
左腕の紋章が光っている…?」

 

フードをかぶった女
「今のは…砲弾の弾道を曲げたのか…?」

エリシア
「脅威ヲ排除シマシタ。」

 

フェロー
「ちょっと!
どうしたんだよエリシアちゃん!?」

 

フードをかぶった女
「あーはっはっは!」

 

フェロー
「今度はこっちの人まで変に!?」

フードをかぶった女
「そう! これだよ! これ!
アタシが求めていた力は!
あーはっはっはっは!」

 

エリシア
「……。」

 

第一章「人類再生への軌跡」完

 

To Be Continued…


【メインストーリー第19話】降り注ぐ雨

投稿者:
【運営】鶏太朗

○司令室

 

オフィサー
「壁際の安全地帯から抜けるぞ!
迎撃準備!」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「了解です。
地対空ミサイル発射します。」

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「…砲撃、すべて迎撃成功しました。
被害はありません。」

 

オフィサー
「よし、次の砲撃が来ないうちに
壁際の安全地帯まで戻れ!」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「はい、後退します。」

 

オフィサー
「…この結果は、やはり…。」

 

フェロー
「ちょっと船長さん。
さっきからいったい何をしてるの?」

 

フェロー
「何度も何度も
安全地帯から出たり入ったりしてるけど…。」

 

オフィサー
「ああ、すまないな。
確証があるまでは言うべきではないと
思っていたのだが…。」

 

オフィサー
「どうも、あの壁の上からの砲撃は
エリシア君を狙って行われているようだ。」

 

フェロー
「エリシアちゃんを?どうして?」

 

オフィサー
「どうしてかは判らんな…。
エリシア君が狙われている事だけは
確かだが。」

 

エリシア
「…私が狙われている…?」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「船長、今までの対空ミサイルの
迎撃成功率が出ました。
約90パーセントです。」

 

オフィサー
「うーむ…
地対空ミサイルだけでは完全に
砲撃を防ぐ事はできないようだな…。」

 

エンジニア
「ミサイルの誘導性能を
これ以上高めるのは無理だよ。」

 

エンジニア
「迎撃からもれたぶんの砲撃は…
電磁バリアが使えればいいんだけど…。」

 

フェロー
「バリア?
そんなすごそうなものが
ランドシップにあったの?」

 

エンジニア
「あるけど使えないんだよ。
今のランドシップの動力源だけじゃ
バリアのエネルギーには足りないんだ。」

 

 

フェロー
「動力源ね…。
たしか水際研究所に動力源に
なりそうな素材があるって話だよ。」

 

オフィサー
「…しかし、そこは
壁際の安全地帯の外だな…。」

 

フェロー
「狙われているのがエリシアちゃんとはいえ
今、のこのこ出て行ったら
他の人でも砲撃されるかもしれないね。」

 

オフィサー
「そうするとハンターたちに依頼して
行ってもらうのも危険か。」

 

エンジニア
「うーん、なにか、囮になるようなもので
砲撃の目標を逸らせればいいんだけど…。」

 

エリシア
「……。」

エリシア
「…私が囮になります!」

 

フェロー
「ちょ、ちょっとエリシアちゃん!
何を言い出すんだよ!
そんなの危ないよ!」

 

エリシア
「でも、囮になるなら私が一番いいはずです。
私が狙われているんですから…。」

 

オフィサー
「…ふむ、その案は
考えてみる価値があるかもしれん。」

 

フェロー
「ちょっと、船長さん
それはひどすぎるよ!」

 

オフィサー
「いや、先ほどまでの砲撃で
その規則性がつかめた。」

 

オフィサー
「ランドシップの巨体では無理だが
小回りがきく徒歩なら
砲撃を回避することは容易なはずだ。」

 

オフィサー
「そのためには、思い切って
壁から離れた所まで
行ったほうがいいかもしれんな。」

 

オフィサー
「そのほうが着弾まで時間がかかる。
射程外まで行くことができれば安全だ。」

 

フェロー
「でも、エリシアちゃんを
危険にさらすのは…。」

 

オフィサー
「…エリシア君を守る装備のために
エリシア君を囮にせねばならない
というのは本末転倒ではある。」

 

オフィサー
「他に何か良い方法があるならば
私もそちらを選ぶのだが…」

 

エリシア
「…大丈夫です。
私にその囮をやらせてください。」

 

フェロー
「…そこまでエリシアちゃんが言うのなら…。
でも、あたしも一緒に行くからね!」

 

エリシア
「え? フェローさんが?」

 

フェロー
「いやいや、エリシアちゃんを
一人で行かせるわけないでしょ。
道に迷ったらどうするの?」

 

オフィサー
「そうだな、フェロー君
エリシア君に同行してくれ。」

 

エンジニア
「フェローさん、ボクの作った
通信機を渡しておくよ。」

 

フェロー
「ありがとー。
いざという時になったら
これで連絡するよ。」

 

オフィサー
「エリシア君たちが囮になってくれる間に
君には水際研究所に向かってくれ。
頼んだぞ…。」

 

─ 数時間後…

 

○司令室

 

オフィサー
「動力源を取ってきてくれたか。
ご苦労だった。」

 

エンジニア
「それが、この原子力エンジンだね。
これなら電磁バリアを起動するだけの
動力源になるよ。」

 

ドクター
「これでどうにかなりそうね。」

 

オフィサー
「よし、エリシア君たちに
連絡を入れてくれ。
至急、戻って合流するように、と。」

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「…船長、大変です!
フェローさんたちと連絡が取れません!」

 

エンジニア
「ボクが渡した通信機には
発信機も付いているはずだよ!
その信号は!?」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「先ほどまではその発信機の信号を
捕らえていたのですが…。」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「今は何も反応がありません。
突然、信号が途絶えました…。」

 

オフィサー
「砲撃はどうなっている?」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「フェローさんたちはすでに
砲撃の射程外まで移動しています。」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「砲撃が届かない場所にいるはずなのに
…そこで信号が途絶えたんです。」

 

エンジニア
「どういうこと…?
なにがあったんだろう…。」

 

オフィサー
「…私の判断が間違っていたのか…?」

 

オフィサー
「いや、そんな事を考えるのは後だ。
今は二人を探すことが何より優先する!」

 

To Be Continued…


【メインストーリー第18話】新天地を求めて

投稿者:
【運営】鶏太朗

○司令室

 

グレートウォール。
巨大な人工壁によって
東西が分断されている地域である。

フェロー
「着いたー!
でっかい壁が見えてきたよ!」

 

オフィサー
「落ち着きたまえフェロー君。
壁の大きさから考えて
目的地まではまだ距離があるはずだ。」

エリシア
「…すみません船長。
わたしのためにこんなところまで
ランドシップを動かしてもらって…。」

 

オフィサー
「気にするなエリシア君。
話を聞く限りではニコラという人物は
我々にとっても重要人物だと思われる。」

 

オフィサー
「エリシア君の父親だということを
抜きにしても少しでも情報がほしい。」

 

オフィサー
「何しろ、分からない事が多すぎる。
彼の手がかりが掴めればいいのだが。」

 

その時、ランドシップに衝撃が走った。

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「左舷に被弾!
壁の上から砲撃されています!」

 

オフィサー
「砲撃だと?
噂には聞いていたが
本当に壁の上から撃ってきたのか?」

 

フェロー
「うーん、おかしいよ…。
壁の上からの砲撃はもう無くなっていて
安全だって聞いていたけど…?」

 

オフィサー
「実際に撃たれているのだから
そんな事を言っている場合ではない!」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「次の砲撃、来ます!」

 

フェロー
「うわー!
避けて避けて!
そうだ、ジャンプして!」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「無茶言わないでください!」

 

オフィサー
「総員、着弾の衝撃にそなえろ!」

 

フェロー
「けっこう揺れる…!
エリシアちゃん、大丈夫?」

 

エリシア
「だ、大丈夫です…!」

 

オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「さらに次の砲撃来ます!」

 

オフィサー
「地対空ミサイルで迎撃できるか?」

 

エンジニア
「無理だよ!
目標が熱源のないただの砲弾だと
ミサイルを誘導できないよ!」

 

オフィサー
「ならば全速前進!
ランドシップを壁に寄せろ!」

 

オフィサー
「そこは壁自体が邪魔になって
砲撃の死角のはずだ!」

 

 

フェロー
「ふぅー、ようやく砲撃が止んだよ…。」

 

エリシア
「危なかったですね…。」

 

オフィサー
「しかし、これでは
ここからうかつに動く事もできんな…。」

 

エンジニア
「ならボクの出番だね。
地対空ミサイルを改造して
砲弾を迎撃できるようにしよう。」

 

オフィサー
「そんなことができるのかね?」

 

エンジニア
「熱源誘導じゃダメだから
電磁波による誘導装置が必要だね。」

 

エンジニア
「必要な素材があれば
すぐにでもボクが作るよ。」

 

オフィサー
「うむ…素材か…。」

 

フェロー
「あ、たしかすぐ近くに
廃倉庫があったはずだけど。
そこに使えるものないかな?」

 

オフィサー
「そこならば素材が入手できるかもしれんな。
至急、必要な素材をピックアップして
ハンターたちに依頼しよう。」

 

オフィサー
「君も素材集めを手伝ってほしい。
詳細はハンターオフィスで話そう。」

 

─ 数時間後…

 

○司令室

 

オフィサー
「君のおかげで素材が集まったようだ。
ご苦労だったな。」

エンジニア
「これで地対空ミサイルを改造できるよ!
ありがとう!」

 

エンジニア
「早速、誘導装置を作るよ!
あ、フェローさん
邪魔はしないでよね。」

 

フェロー
「そんな事、しないって。
それより船長、あたしが調査員らしく
調べて来たんだけどね。」

 

オフィサー
「何かね?
ニコラという人物についてでも
何か判ったのかね?」

 

フェロー
「ああ、そっちのほうは成果なしだったよ。
ごめんねエリシアちゃん。」

 

エリシア
「いえ、いいんです…。」

 

フェロー
「あの砲撃なんだけど、
やっぱり、もうずっと止まっていて
撃たれる事はなかったらしいよ。」

 

フェロー
「それなのに、今回は
急に動き出したって…。」

 

オフィサー
「ふむ…。
このランドシップが狙われたのか…?」

 

オフィサー
「まさか…これはアラドの仕業か?」

 

オフィサー
「いや…
ヤツが壁の上の砲を動かせるとは
思えないな…。」

 

オフィサー
「…しかしそうすると…
ランドシップに何か狙われる理由は…?」

 

エリシア
「……どうかしましたか、船長?」

オフィサー
(もしかして彼女を狙って…?いや…まさかな。)

 

To Be Continued…


【メインストーリー第17話】父親の影

投稿者:
【運営】鶏太朗

○ラボ

フェロー
「やぁやぁ!
エリシアちゃん検査終わったかなー?」

 

ドクター
「ちょっと静かにしなさい。
エリシアちゃんは検査が終わって
今は寝ているわ。」

 

ドクター
「静かにしないなら
解剖するわよフェローちゃん。」

 

フェロー
「いや、ドクター…。
軽いお仕置きのノリで
解剖とかしないでよ…。」

 

ドクター
「ふふふ…。
解剖しても後で治してあげるわ。」

 

フェロー
「だからドクターの冗談は
いろいろ怖すぎるからやめてよ!?」

 

フェロー
「それで、えーと…。
エリシアちゃんの検査は
終わったんだよね?」

 

ドクター
「本格的な身体検査って
けっこう体力を消耗するのよね。」

 

フェロー
「ああ、それで
エリシアちゃん寝てるんだ。」

 

ドクター
「エリシアちゃんの身体の回復は順調よ。
記憶も少しずつだけど
戻ってきているみたい。」

 

ドクター
「でも、すべてぼんやりしているというか
断片的というか、そんな状態ね。」

 

ドクター
「そこからエリシアちゃんの過去に関する
情報を得るのは、まだちょっと難しいわ。」

 

フェロー
「でも記憶が戻ってきているんなら
良い兆候だよね。
きっと全部思い出せるよ。」

 

ドクター
「そうね…。
あと生命維持カプセルの事なんだけど…。」

 

フェロー
「カプセルって
あのエリシアちゃんが入ってたやつ?」

 

ドクター
「大破壊前の資料を調べていたら
詳しく書かれていたものを見つけたわ。」

ドクター
「その資料によると
あの生命維持カプセルの
正式な名前はミトラ。」

 

ドクター
「ミトラとは古代の光明神、太陽神の名で
死と再生と契約を司るわ。」

 

フェロー
「…急に難しい話になってきたね。」

 

ドクター
「死と再生の神の名がつけられたのは
人類が壊滅に追いやられた際に備え
人類の保管を目的に作られたからよ。」

 

ドクター
「少数の男女を保管し
生き延びさせて人類を存続させるのが
このミトラの目的だったのよ。」

 

ドクター
「それに、細かく解析して判ったのだけれど
このミトラには重大な欠陥があるわ。」

 

ドクター
「このミトラに入って眠っていると
時間が経つにつれて
全身の細胞が蝕まれていくのよ。」

 

ドクター
「エリシアちゃんの衰弱もこのせいね。
あれでも症状はまだ軽いほうだったのよ。
植物人間になってもおかしくなかったわ。」

 

フェロー
「…エリシアちゃん、
危ないところだったんだね。」

 

フェロー
「でも、なんでアマモ跡地の
地下施設にミトラがあったのかな?」

 

フェロー
「あんなところに
ミトラみたいな装置を
作った人がいたって事?」

 

ドクター
「欠陥品とはいえミトラを
作ったならその技術はたいしたものよ。」

 

ドクター
「その地下施設には
まだ何か隠されているのかもしれないわね。」

 

フェロー
「うーん。
それならもう一度あの地下施設を
調べなおしてみたほうがいいかな?」

 

ドクター
「それなら、丁度
地下施設の調査の依頼が
ハンターオフィスにあったはずよ。」

 

─ 数時間後…

 

○酒場

 

フェロー
「エリシアちゃん、
この古い日記に見覚えはないかな?」

 

エリシア
「…ちょっと… 判らないです…。」

 

フェロー
「まあ、日記の中身を読めば
何か判るだろうし…。」

 

フェロー
「日記がボロボロすぎて
何が書いてあるのか読めないよ…。」

 

フェロー
「そうだ!
このあたしのゴーグルを
使えば読めない文字だって…。」

 

フェロー
「ダメみたい…。
考えてみるとボロボロになって
読めない字は翻訳しようがないよね…。」

 

エリシア
「それじゃ、何も判らないんでしょうか…?」

 

フェロー
「いや、あたしはあきらめないよ。
どこか判読できるところは…。
うーん、うーん…。」

 

フェロー
「やっぱりダメ…。
判ったのはこの日記を書いている人が
ニコラって名前だろうってくらいしか…。」

エリシア
「…ニコラ?
…お父さんと同じ名前…。」

 

フェロー
「エリシアちゃん!記憶が!?」

 

エリシア
「…そうです!
お父さんの名前はニコラです!
でもそれ以外は思い出せません…。」

 

マスター
「ニコラ、か…。
俺もひとつ心当たりがある。」

 

マスター
「前に酒場に来た客から聞いた話だ。
グレートウォールの近くにいる者が
ニコラという男の話をよくしていたとか。」

 

エリシア
「その人はわたしのお父さんの
知り合いなんでしょうか?
それなら会ってみたいです…。」

 

ドクター
「ちょっと待ちなさい。
エリシアちゃんの身体は
まだ万全じゃないのよ?」

 

エリシア
「…でも、お父さんの事が
何か判るなら…わたし…。

 

フェロー
「大丈夫だよ!
エリシアちゃんはあたしが守るわ!
…まあ、実際に守るのは君だけど。」

 

フェロー
「だからエリシアちゃん。
一緒にその人に会いに行こう!」

 

エリシア
「…はい!」

 

To Be Continued…


【メインストーリー第16話】最後の挑戦状

投稿者:
【運営】鶏太朗

○酒場

マスター
「今回で最後の依頼だ。
だが、簡単にできると思うなよ。
今度は難しいぞ?」

 

エリシア
「最後みたいですよ? ファイトです!」

 

フェロー
「…むぐむぐまぐなあ?」

 

エリシア
「フェローさん、
食べながら喋ってはダメですよ…。」

 

フェロー
「ごっくん。
マスター、最後くらいは
手加減してくれてもいいんだよ?」

 

マスター
「ふん、そんな事をしても
お前たちのためにはならん。」

 

マスター
「最後の依頼は…これだ。」

 

フェロー
「…ちょっと君…?
依頼内容のメモ見て
顔色悪くなっていくんだけど…?」

 

フェロー
「それあたしにも見せてよ。
なになに…。
…賞金首を3体討伐?」

 

フェロー
「…これ、君が倒せる相手かな?
なんか無理そうに見えるんだけど…。」

 

エリシア
「ええっ!
そうなんですか?」

 

マスター
「正式な依頼はすでに
ハンターオフィスに出しておいた。
今すぐ受けてこい。」

 

フェロー
「ちょっとマスター
いくらなんでも、これ無理だよ。
どうやってやれって言うんだよ。」

 

マスター
「なんとかしろ。なんとかなるだろう。」

 

フェロー
「き、厳しすぎるよ…。
少しくらい手助けしてくれても…。」

 

マスター
「ふん…。聞く耳持たないね。」

 

フェロー
「う~。
…無茶ぶりすぎるけど
もう根性でやるしかないみたいだね…。」

 

エリシア
「…根性でどうにかなるんでしょうか?」

 

マスター
「そうだな…やり遂げたら
俺から一杯奢ってやろう。」

 

フェロー
「よーし、その時は
一番高いお酒を注文しちゃうからね!」

 

─ 数時間後…

 

○ハンターオフィス

 

オフィサー
「…君、大丈夫か?
相当苦労したのは顔を見ればわかるが。」

 

オフィサー
「しかし、よくぞ、この依頼を
やり遂げたな…。」

 

オフィサー
「これならマスターも
君の実力を認めるだろう。」

 

オフィサー
「マスター?
ああ、今回はここには来ていない。
酒場で君に話があると言っていた。」

 

オフィサー
「いや、心配はいらないぞ。
これ以上の無茶な依頼はないはずだ。」

 

 

○酒場

 

フェロー
「おめでとー!
これで依頼達成だね!」

 

フェロー
「マスター
約束どおり一杯奢って!
一番高いお酒をね!」

 

マスター
「フェローにまで奢るつもりはなかったが…。
まあいい、一番高い酒だな。」

 

フェロー
「かんぱーい!
…ゴホッ!?
なにこれ喉が焼ける!」

 

マスター
「注文どおり96%の
アルコール度数が一番高い酒だが?」

 

フェロー
「そこは値段が高いお酒のことでしょ!?
…ああ、頭がクラクラする。」

 

マスター
「…しかし、よくあの依頼を達成したな。
お前ならこの先もやっていけるだろう。」

 

マスター
「…俺も昔はソルジャーで
ある部隊に所属していた。」

 

マスター
「だが、ある作戦の後、
戦えない身体になった。
それ以来、酒場のマスターをやっている。」

 

マスター
「本来であれば、このランドシップの危機に
俺も戦うべきなのだろうが…。」

 

マスター
「俺にはもう戦う力はない。
お前に託すしかないんだ。」

マスター
「…俺らしくもない昔話をしてしまったな。
これからもしっかりやってくれ。
期待しているぞ。」

 

フェロー
「マスター…
お水ちょうだいー。」

 

マスター
「ほらよ。
…水はやるから
飲んで酔いをさませ、フェロー。」

 

マスター
「ああ、そうだ。
ドクターがお前たちの事を探していたぞ。」

 

マスター
「詳しい事を聞くヒマがなかったが
何か慌しい様子だった。」

 

フェロー
「ドクターが?
たしか、エリシアちゃんの
検査をしているはずだけど…。」

 

フェロー
「なにか判ったのかもしれないね。
行ってみようよ。」

 

To Be Continued…


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