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【メインストーリー第54話】開かない扉

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○グラウンド・ゼロ

フェロー達はシェルターC05を出て
途中で敵に遭遇するもなんとか撃破し、
一行は中心部に辿り着いた。

 

フェロー
「ふぅ~…、さすがに中心部は砂埃がひどくて
視界が悪いし、毒霧が濃くて苦しいし…。

電波障害のせいか、Cユニットも正常に動いてないね…。
今モンスターが襲って来たら…、本当に…やばい…。」

白百合
「はい…。本来中心部には、”毒竜”とも呼ばれている
『リンドブルム』という名前の巨大な竜型戦闘兵器がいたのですが、
エルピス作戦で討伐されました。

討伐には相当の戦闘力が必要ですので、
未だ存在していたら、本当に危険だったと思います…。」

 

紅葉
「しかし、風避けに出来るガレキも何も無いので、
戦車を盾にして進むのが精一杯ですわね…。」

 

フェロー
「あっ!あそこに廃戦車があるよ!
統合軍のものかな…?
一旦少し休まない?」

 

紅葉
「そうですわね。」

 

フェロー達は廃戦車を盾にして
一旦体制を整える事にした。

 

フェロー
「ふぅ~…。『ドクフセーグ』を
ずっと付けてるから息がしづらいね…。
酸素ボンベも持ってきた方が良かったね…。
あとゴーグル…。」

白百合
「そうですね。裸眼ではかなり視界が狭くて
横からモンスターに襲われる危険もありますしね…。」

 

紅葉
「いくらひらけた場所と言えど、
ここまで視界が悪いと、ビル群の中を歩いているのと
変わりないですわ…。

その時、砂埃の中から戦車の影と
大きな声が聞こえた。」

???
「… おー … …い」

 

フェロー
「ん?あそこに誰かいる!!」

 

紅葉
「…敵ッ!?」

 

ロウ
「お~い。生きてるかァ~?」

 

白百合
「ロウさん!」

 

戦車の影と大きな声の主は
ロウだった。ランドシップから
再度駆けつけてくれたようだ。

ロウ
「ん?なんでお前らそんなとこに
隠れてんだ?」

 

フェロー
「いや~…。砂埃がひどくて
前に進むのも辛いんだよね…。
だからこうやって風除けして休憩しながら
進んでるんだよ~…。」

 

ロウ
「なるほどなァ。
そう思って…、ホラよ。
ゴーグルと携帯酸素ボンベ持ってきてやったぞ。」

 

フェロー
「エスパーなの!?
助かったよ~。これで前に進めるね。」

 

ロウ
「ん、なんだ?まァ、いいや。
そういや、ランドシップが爆破された。

 

白百合
「爆破?一体、誰が!」

 

ロウ
「いや、わかんねェ。とりあえず皆無事だ。」
今エンジニアちゃんが修理してくれている。

 

フェロー
「ホッ…。
そういや、マスターは無事なの?」

 

ロウ
「マスターさんは、ドクターさんが治療してくれて、
ひとまずは安心だそうだ。
無茶すんなって怒られてたけどなァ。」

 

紅葉
「良かったですわ…。
では、ロウさんも合流出来たことですし、
先に進みましょうか。」

 

 

しばらく歩いていると
施設と思われるガレキの下に地下に通じる通路を発見した。

フェロー
「なんか通路みたいなのがあるね。
シェルターかな?」

 

白百合
「ここが『パンドラ』に繋がる通路ですね。」

 

フェロー
「あ、ここなんだ。
なんかラスボスがいそう!って感じじゃないね…。
普通の地下通路じゃん…。」

 

紅葉
「何を期待しているんですか…。
モンスターがいるかもしれないですわ。
警戒しながら進みますわよ。」

 

ロウ
「さすがに戦車で入るのは無理そうだなァ。
仕方ねェ。降りて進むか。」

 

○パンドラ内部

白百合
「ここに来るのは『エルピス作戦』以来ですね。」

 

紅葉
「そうですわね…。
当時の惨劇が蘇ってくるようですわ…。」

 

パンドラの内部は奇妙なほどに静寂だった。

 

ロウ
「奇妙なほど静かだなァ。」

 

白百合
「はい。以前、パンドラ内部には
モンスターが蔓延っていたのですが…。」

 

紅葉
「確かに妙ですわね。
『エルピス作戦』の際には
モンスターのせいで進行にも苦労していましたのに…。」

 

フェロー
「あ、よく見るとモンスターの残骸が落ちてるよ!」

 

フェローが指を刺した先の通路には
機械のモンスターと思われる残骸が大量に落ちていた。

破壊の状況と周りの形跡から見て
相当腕の立つ者が倒したようだ。

 

紅葉
「本当ですわ…。
誰がやったんでしょうか。
作戦の時の残骸では無さそうですわね…。」

 

白百合
「しかし、まだ残党が残っている可能性があります。
注意して進みましょう。」

しばらく通路を進むと少し大きな部屋に出た。

白百合達の話では、”あの惨劇”が起こった場所のようだ。

しかし、ここも『エルピス作戦』の傷跡が残っていない。
誰かの手によって片付けられたのだろうか?

 

フェロー
「何も残ってないね~…。」

 

ロウ
「んだなァ。
明らかに誰かが掃除したような感じだよな。
もしかして、自動で動くロボット掃除機みたいなのが
徘徊してるんじャねェか?」

 

フェロー
「いやいや、ないでしょ…。
スイーパーって言う自律移動式の屋内警備用ロボットは
確かにいるけど、名前が”掃除機”なだけだしね…。」

 

白百合
「もう少し進んでみましょう。」

 

通路を進むとどんどん暗くなっていき、
不穏な空気が立ち込めている。

 

紅葉
「何が出現してもおかしくない状況ですわね。
各自警戒して前に進みましょう。」

フェロー
「さすがに暗くて前が見えないから
少し危険かもしれないけど…
ランタンに火を付けるね。」

 

ロウ
「ん…?
少し先にまた部屋があるみたいだな。」

 

通路を進むと少し大きい部屋に出た。
部屋には何か大きなロボットのような残骸が転がっている。
しかも二体だ。

 

フェロー
「これって…シロちゃんが襲われた
人型機動兵器じゃ…。」

 

白百合
「確かに…そうですね。
でもカラーリングが少し違うような…。」

 

フェロー
「ちょっと待ってね…。
えーっと…こいつは『M.o.S.Ⅱ』
名前の通り前の人型機動兵器の強化版だね。
危険度は★6だね。」

 

紅葉
「★6って…『エリミネーター』と同じですわね。
しかも状況から推測すると、
二体同時に襲ってきたはずですのに…。」

 

ロウ
「相当腕の立つヤツが倒した…か、
複数の人間で倒したかのどちらかだなァ。
どちらにせよ、強いヤツには違いねェ。」

 

フェロー
「でも助かったね…。
もしこのロボットが倒されていなかったらって考えると…。
ここじゃ戦車も入れないしね。」

 

さらに通路を進むと、
他の部屋とは違う綺麗な大部屋に出る。
ここが一番奥の部屋のようだ。

目の前には、厳重そうで異質な大きな扉がある。

 

フェロー
「うわぁ~…。
なんかラスボス前の部屋って感じだね。」

紅葉
「ここは『エルピス作戦』でも
到達出来なかった部屋ですわ。

 

白百合
「フェローさん!!
人が倒れています!!」

 

フェロー
「人?!…あ!!
エリシアちゃん!!
それに…レッドフォックス!?」

 

倒れているエリシアと
レッドフォックスに駆け寄った。

 

エリシア
… …。

エリシアは気を失っているが、
フォックスは多少意識があるようだ。

 

フェロー
「レッドフォックス!!大丈夫!?」

 

レッドフォックス
「…うっさいな……
そんな大きい声を出すなよ…。
耳に響くだろ…。」

 

フェロー
「ご、ごめん!」

 

ロウ
「この姉ちゃんボロボロじゃねェか…。
大丈夫かァ、おい。」

 

紅葉
「私の治癒能力で回復してみます。

紅葉が回復を試みるも、フォックスの体は
サイバーウェアの為治療が不可能のようだ。」

 

紅葉
「ダメです…。私の力では…。」

 

レッドフォックス
「…大丈夫だよ。すまないね。」

 

フェロー
「ここで一体何があったの?」

 

レッドフォックス
「そうだね…。」

 

レッドフォックスはアラドのこと、扉のこと、
ここであったことを皆に話した。

 

白百合
「ホログラムのように消えた…?
実体じゃなかったってことですか…?」

レッドフォックス
「…いや、確かに斬った感触は
あったんだけどねぇ…。」

 

フェロー
「あのおっさん神出鬼没だし、
よくわからないよね…。

ところで、どうして
レッドフォックスがここにいるの?」

 

レッドフォックス
「…なぜここにいるの…?って?
……プッ、アッハッハッハ!
……面白いなぁ、キミは。

……ま、いっか。」

 

フェロー
「… えっ…?」

レッドフォックス
「そんなことよりもアタシは怒ってるんだ。
またこの子を危険な目にあわせて…。

今回は私が助けたから良かったけど、
今後こうなるとは限らないよ。」

 

フェロー
「ごめんなさい…。」

 

レッドフォックス
「常に傍に置いておけ、よ。」

 

レッドフォックスはそのまま気を失った。

 

ロウ
「気を失ったみたいだな。
さすがに限界だったか。」
よし、俺はコイツら担いで一旦外出てるわァ。

 

フェロー
「ロウ、ごめんね。
私達も少し調べたらそっちに行くよ。」

 

ロウ
「お~う。早くしろよォ。」

 

ロウはそう言い、二人を軽々担いで
外へと向かって行った。

 

紅葉
「すごいですわね…。」

 

白百合
「しかし、今の話では
『パンドラの扉』を開く鍵はエリシアさんでは
無かったという事ですよね。」

 

フェロー
「うん…。じゃぁ鍵は一体どこにあるんだろう…。」

 

To Be Continued…

 


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