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【メインストーリー第52話】救世主の証

投稿者:
【運営】鶏太朗

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○???

エリシア
……。

 

アラド
「もういいぞ。」

 

アラドが合図をすると
虚ろな表情のエリシアの目に光が戻った。
意識を取り戻したようだ。

エリシア
「… …。…ここは…どこ…?」

 

エリシアが意識を取り戻すと
見たこともない空間の中にいた。
どこかの施設の大部屋のようだ。

 

アラド
「ここは『パンドラ』の中だ。」

 

エリシア
「パン…ドラ…?」

アラド
「貴様には、この『パンドラの扉』を開けてもらう。」

 

エリシア
「パンドラの扉…?」

 

エリシアの目の前には、
厳重そうで異質な大きな扉があった。
扉のすぐ脇には生体認証のような装置がある。

 

エリシア
「この扉の中には…何があるの…?」

 

アラド
「…いずれわかるだろう。」

 

エリシア
「私扉の開け方なんて…わからないです…。」

 

アラド
「この扉を開ける為には、
“本来の力”を発揮してもらう必要がある。」

 

エリシア
「私の…”本来の力”…。」

 

アラド
「だがお前のその力は、まだ自分で
コントロールすることができない。

今までの状況を見たところ、
何かしらの”トリガー”で発動する
仕組みになっているらしいな。」

 

エリシア
「何を言っているのか…私には…。」

 

アラド
「これを見ろ。」

エリシアの目の前にランドシップの姿が
ホログラムでの映像が映しだされた。

 

エリシア
「ランドシップ…?」

 

アラド
「そう、例えばこういう風にね。」

 

アラドはそう言いながら、
手に持っていたスイッチのようなものを押した。

 

ドガァァァァン!!!

激しい音と共に映像に映し出された
ランドシップの甲板が爆発を起こした。

 

アラド
「フフフフ……、ハーッハハハハ!!」

爆破で混乱して逃げまとう
人々が映し出されている。

 

エリシア
「アラドォォォォ!!!」

エリシアの左腕の紋章が光り
左目の色が黄色に変わった。

 

エリシア
「……。目標:アラド
反撃ヲ開始シマス。」

 

アラド
「フフフ…かかったな。

 

アラドがそう言葉を放つと
エリシアを捕えていた機械が
怪しげな光をエリシアに浴びせた。

エリシア
「…うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

……。

 

エリシアはガクリと肩を落とし
動かなくなった。

 

アラド
「よしよし、いい子だ。
ここに手を触れてみろ。」

 

エリシア
「ハイ、ワカリマシタ…。」

 

エリシアは扉の横にある
生体認証のような装置に左手をかざした。

 

… …。
しかし何も起こらない。

 

アラド
「…なんだと…!
エリシア、もう一度だ!」

 

エリシアは再び
生体認証のような装置に左手をかざした。

 

… 何も起こらない。

 

アラド
「なぜだ!!なぜ何だ!!!!
こいつはパンドラを開ける鍵ではないのか!」

 

アラドが叫んだ、その時、

ズシャッ!!!

何かを斬った音が聞こえたと同時に
アラドが唸った。

 

アラド
「ぐ…。…誰だ…!!!」

フードをかぶった女
「…おい。この子に何をした…。」

 

アラド
「後をつけてたのか…、フォックス!」

 

レッドフォックス
「この子に何をしたって聞いてるんだ。
あまりアタシを…、怒らせるんじゃないよ…。」

 

アラド
「とんだ邪魔者が入ったな…。」

 

レッドフォックス
「質問に答えろと言ってるだろう…!!」

 

背中に担いでいた高周波ブレードを右手で抜き
アラドに向かって突進斬りを繰り出した!

ガキンッ!!

 

アラド
「くっ…。こざかしい…。」

 

アラドはフォックスの斬撃を
片腕受け止めた。

レッドフォックス
「……お?…なかなかやるね。
じゃ、こいつは、どう、かな…!!」

 

ゼロ距離の状態で左手に持っていた
長大な対戦車ライフルを連射した。

バウンッバウンッバウンッ!!

アラドは被弾するも持ち堪える。
しかし、攻撃は効いているようだ。

 

アラド
「…ぐぬっ。」

レッドフォックス
「アーッハッハッハ!やるじゃん!
さすが元統合軍のエース。

でも、ズイブン情けないねぇ……。
受けてるだけじゃアタシは倒せないよ?」

 

アラド
「…ふん!!この小娘がッ!!!」

 

レッドフォックス
「……お?」

 

アラドは右手の掌から
エネルギー波のようなものを放出した。
フォックスの体が吹っ飛び、壁に打ち付けられる。

ドカッ!

 

レッドフォックス
「… うわお、物騒だねその武器。
なかなか面白いモノもってるなぁ。」

 

アラド
「効いていない…だと…?」

 

レッドフォックス
「ん?もう終わり?
じゃ~…次はアタシの番だね。」

フォックスはそう言った後、
光学迷彩を使いステルスモードになった。

 

アラド
「消えた…だと…!?」

 

レッドフォクス
「ほらほら、こっちこっち。」

 

アラドの背後にまわり
ステルスモードを解除し、
勢いよく顔を蹴り飛ばした。

バキッ!!

頭に付けていたヘルメットが飛び、
アラドの素顔があらわになった。

アラド
… …。

 

レッドフォックス
「あっちゃあー……。
隠してた顔が台無しだねぇ。

……プッ、アッハッハッハ!」

 

アラド
「これまでか。」

 

アラドはそう言い残し、
ホログラムのように消えた。

 

レッドフォックス
「…消えた。ま、いいけどさ。
さて、あの子を助け…ないと…。」

 

フォックスは倒れているエリシアに近寄った。

レッドフォックス
「…おい、起きろ。大丈夫か?」

 

エリシア
… …。

 

レッドフォックス
「気を失ってるか…。
仕方ない…担いでいくか…。」

 

フォックスはエリシアを肩に担ぎ、
パンドラの出口を目指した。

 

レッドフォックス
「はぁ…。はぁ…。」

 

レッドフォックス
「キャンサーの影響が、思ったより…、キツイな…。
この身体も限界ってトコ、かな。
くっそ…なんでこんなとこ、で。」

 

レッドフォックスはその場で倒れた。

 

… …。

 

To Be Continued…


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