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【メインストーリー第46話】囚われのエリシア

投稿者:
【運営】鶏太朗

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メタルサーガ~荒野の方舟~
メインストーリー 第四章「偽りの希望」

 

○司令室

 

エリシアがアラドにさらわれてから数時間後、
フェロー達がフォートポートから戻ってきた。

フェロー
「たっだいまーーっ!!

…ってあれ?
…みんなどうしたの…?」

 

オフィサー
「…エリシア君がアラドにさらわれた。」

 

フェロー
「…え!?エリシアちゃんが!?」

 

オフィサーはフェロー達に事情を説明した。

マスター
「くそ…!!俺達が離れている間に…。
なんて卑怯な奴だ…。」

 

オフィサー
「…アラドの事だ。
もしかすると、私達がフォートポートに行くのを
予想しての行動かもしれないな…。」

 

ドクター
「わざと生かしておいてって事…?
そんなまさか…。」

 

白百合
「エリシアさんってお仲間ですか?」

 

オフィサー
「ああ、すまない…。
そういえば、新しい仲間が来たんだったな。
紹介しよう。」

 

オフィサーは白百合達に
ランドシップクルーのみんなを紹介した。

白百合
「ご紹介ありがとうございます。

わたくしは元新統合軍『櫻花』
部隊長の白百合です。
よろしくお願い致します。」

紅葉
「私も、お姐様と同じく元新統合軍『櫻花』
副部隊長 兼 お目付役の紅葉ですわ。
お見知りおきを。」

ロウ
「俺は元新統合軍『白鯨』の
精鋭部隊『一角』の部隊長、
不死身のロウだ!よろしくな。」

 

サルーンガール
「あら、みんな元新統合軍なのねぇ。
アタシも元統合軍の特務機関に所属していたわ。」

 

白百合
「特務機関という事は、エージェントですか?」

サルーンガール
「そうよぉ。
ハニートラップも得意よ♪
そこのアナタ、かかってみない~?」

 

ロウ
「…ん?俺か?」

 

サルーンガール
「そうそう、そこのア・ナ・タ。
いい男ねぇ。ほれぼれしちゃうわぁ。」

 

ロウ
「…ハニートラップって何だ?
甘い食い物か…?
俺甘い物はあんまり得意じャねェぞ。」

 

サルーンガール
「んもうっ!!つれないわねぇ。」

 

オフィサー
「…ゴホン。
これからよろしく頼む。

すでに部屋は用意している。
あとで、オペレーターが案内しよう。」

 

フェロー
「…で、話は戻るけど、
エリシアちゃんはなぜアラドにさらわれたの?」

 

オフィサー
「エリシア君は、我々がエルピス作戦で目指していた
グラウンド・ゼロの施設、通称:『パンドラ』を
開く力を持っているとアラドは言っていた。」

 

紅葉
「『パンドラ』を開ける力ですって…?!」

 

オフィサー
「アラドはそのパンドラの中に存在すると言われている
『マスターコード』を手に入れるつもりだ。

あれがアラドの手に渡ると非常にマズイ事になりかねん…。」

 

白百合
「マスターコード…。
それが…”ノア”に対抗できる手段…。」

 

ドクター
「その話は白百合ちゃん達から聞いたわ…。
船長、なぜそんな大事な事を私達に隠していたの…?」

 

オフィサー
「…。君達に黙っていた事は申し訳ないと思っている。
すまなかった。

ただ、君達が『マスターコード』の存在を知ることで
何者かに狙われる危険があった為、安全を考えての事だ。
それだけは理解して欲しい…。」

 

ドクター
「船長、私達仲間でしょ!?
仲間の為なら命なんて惜しくないわ!」

 

マスター
「おい…、それぐらいにしとけ…。」

オフィサー
「…本当にすまない。

話に戻るが、アラドが言っていた”ランドシップ破壊計画”は
ランドシップに住む人もろとも、私を消そうとしている。

それは…私もアラドと同様
『マスターコード』を入手しようとしているからだ…。」

 

フェロー
「同じものを狙う者同士ってことだね…。
でも住人もなぜ殺そうとしているの…?」

 

オフィサー
「…恐らくアラドは人類を抹殺しようとしている。

ナノパンデミックの影響で多くの人類を失った。

各地にまだ人類は少なからず存在しているが、
ランドシップには全人類の約40%近くが共存しているからだろう。」

 

フェロー
「ランドシップを破壊すれば全人類の40%近くが消える…。
もし人類を抹殺しようと考えているんだったら
確かにここを狙うよね…。」

 

ドクター
「でもなぜ…。アラドも元は人間でしょ!?」

 

オフィサー
「詳しい理由はわからないが、
誰かに操られているのかもしれない。

今のアラドは私の知るアラドでは無い…。
明らかに昔と性格が違う。」

 

マスター
「とにかくグラウンド・ゼロに向かおう。
エリシアの身が危ない。」

 

ロウ
「俺達も一緒にいくぜェ!
アラドかアラモードか知らねェが、
ぶっ飛ばしてやらァ!」

 

白百合
「わたくし達もお供致しますわ。
戦車戦では力になれませんが、
白兵戦ならお任せ下さい。」

 

オフィサー
「うむ、ありがとう。大変心強い。

アラドはグラウンド・ゼロにある
爆心地の中心部へ向かったはずだ。
そこに『パンドラ』がある。」

 

フェロー
「でも、爆心地って磁気嵐が起きていて、
電波障害によるジャミングがすごいって聞いたよ。

ランドシップと連絡取れないかもしれないし、
電子系の武器や戦車のコンピュータユニットも
正常に動作しない可能性があるね…。」

 

ドクター
「あと、グラウンド・ゼロは致死性の毒霧が充満してるらしいわ。
カンパニーの活躍によってだいぶ清浄化されたみたいだけれど…。

まぁ、死んだら最悪蘇らせれるけど…、厄介よね。」

 

フェロー
「その『死んだら生き返らせればいいや』みたいな考え方
すごく頼もしいんだけど、ちょっと怖いよ…。」

 

マスター
「あとはキャンサーによる影響だな…。
キャンサーに浸食されたモンスターがいれば、
感染する可能性がある。

…もう俺のような被害者を新たに出したくない…。」

 

ドクター
「マスター…。」

エンジニア
「毒の霧に関しては『シャークリーナー』や
『フィルターテント』の技術を応用すれば
何とかなりそうだけど…。

電波障害によるジャミングに関しては、
妨害を阻止する装置の開発が必要だね。」

 

フェロー
「たしか研究施設にグラウンド・ゼロの
調査結果があったはずだったから
それを参考にするといいかも。」

 

エンジニア
「フェローさん助かるよ。
じゃ、すぐに取り掛かるね。
調査結果があるなら、そんなに時間は掛らないと思う。」

 

オフィサー
「うむ。よろしく頼む。」

 

ドクター
「マスター、今回のエリシアちゃん救出に
あの人にも協力を頼めるかしら…。」

 

マスター
「ん?フォックスか。
…恐らく難しいだろう。」

 

フェロー
「あの人は何か自由人って感じだもんね。
助けてはくれるけど、協力はしない感じがする…。」

 

マスター
「いやそれもあるが、そもそも俺とフォックスの体は
サイバーウェアだ。キャンサーの影響をもろに受けるから
グラウンド・ゼロを歩くことすら困難だと思う。」

 

ドクター
「なるほど…。
という事はマスターも出撃できないわね。」

 

マスター
「すまん…。悔しいが今回は仕方ない。」

 

白百合
「大丈夫です。マスターさん程の腕はありませんが、
わたくしと紅葉がいれば戦力になれるはずです。」

 

紅葉
「そうですわね。
サルモネラとの戦闘で疲れが見えますし、
マスターさんはゆっくり休んで下さいな。」

 

ロウ
「ったく、しゃらくせェ。
キャンサーか何だかしらねーが、
そんなもの消し飛ばしてやらァ!」

 

ドクター
「キャンサーは目に見えないウイルスよ…。」

 

ロウ
「げッ!?そうなのか!?
目に見えないとは卑怯だなァ!!」

 

フェロー
「本当にロウってバカだよね…。」

 

マスター
「おまえが言うな。」

 

To Be Continued…


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