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【メインストーリー第35話】いざ、トコナツへ

○ガレージ

 

エンジニアから試作機が出来たよと
連絡が入ったのでガレージに来た。



エンジニア
「あ、来た来た。」

 

「とりあえず『ミズグモ』と
『ホバークラフト』の試作機が完成したよ。」

 

フェロー
「お~、すごい!結構大きいね。」

 

エンジニア
「いやぁ、ほんと苦労したよ…。
何しろボロボロで原型を留めていなかったからね…。
材料が何かわかったのが唯一の救いかな。」

 

フェロー
「でも、試作機っていっても
1個ずつしか無いけど…。
大丈夫なの?」

 

エンジニア
「トコナツへは少し時間が掛るから
着く頃には人数分出来ると思うよ。」

 

フェロー
「そっか。なら、心配なさそうだね~!」

 

エンジニア
「ちょっとフェローさんに
手伝ってほしいことがあるんだけど…。」

 

フェロー
「え?もう素材取りに行くのは嫌だよ~!
最近エンジニアは人使い荒いよ~…。」

 

エンジニア
「違う違う!
試作機を実際水の上で動くか
テストしてみたいんだよ。」



フェロー
「なんだ。それならお安い御用だよ!」

 

エンジニア
「よし、じゃあ早速とりあえず近場に
丁度良い池があるから試してみよう!」

 

○カベノオク池前

 

試作品を牽引し、
カベノオクの隣にある池前に到着をした。



フェロー
「おぉぅ…寒いね…。」

 

エンジニア
「まぁ、雪が降ってるからね。
あ、あそこの池だよ。」

 

フェロー
「凍ってないよね?」

 

エンジニア
「大丈夫!ボクが予め
しばやき砲を使って氷を溶かしておいたよ!」

 

フェロー
「でも落ちたら絶対死ぬよね…。」

 

エンジニア
「はいはい!つべこべ言わずに!
まずは『ミズグモ』から!」

 

フェロー
「これ、この上に乗ればいいの?」

 

エンジニア
「そうそう。じゃあ行くよ!」

 

「そう言ってエンジニアは
エンジンを掛けると『ミズグモ』は
水面にプカリと浮いた。」

 

フェロー
「おぉ~!浮いた浮いた!!
うわわわわわっ!」

 

エンジニア
「上手くバランスを取らないと落ちちゃ・・・」

 

フェロー
「うわっ!!!」



ザパーンという音と同時に
フェローが水中に消えて行った。

 

エンジニア
「だから言ったのに…。」

 

─ 数分後…

 

フェロー
「ひどい目にあった…。
サブゼロマルに食べられるかと思った…。」

 

エンジニア
「いや、あれ肉食じゃないから…。
さ、次はキミの番だよ。

戦車の足回りにホバークラフトを付けたから
水面に入ってみて。ほら、フェローさんも乗って乗って!

 

フェロー
「え!?私も?!」

 

エンジニア
「移動の時は複数人で搭乗する場合もあるでしょ?
実際のシチュエーションで試験運転しないと意味ないでしょ。」

 

フェロー
「…は~い。」

 

エンジニア
「よし、それじゃ前に進めてみて。

そうそう、いい感じ。

よし、着水するよ~。」

 

フェロー
「…ん?」

 

エンジニア
「どうしたの?」

 

フェロー
「なんか足元が冷たい…。

うわ!!浸水してる!浸水してるよ!!」



ゴポゴポという音と同時に
戦車が水中に消えて行った。

 

エンジニア
「あちゃ~…。」

 

─ 数分後…



フェロー
「…ひ…どい目にあった…。」

 

エンジニア
「うーん。もうちょっと補強しないとダメか~。
よし、テストも終わったしランドシップに戻ろう!」

 

○司令室



フェロー
「いや~…ほんとひどい目にあった…。」

 

オフィサー
「ご苦労だった…。
フェロー君大丈夫そうか?」

 

フェロー
「うん…。なんとか生きてる…。」

 

エンジニア
「よし、それじゃさっきのテスト結果を元に
引き続き調整と開発を進めるね!」

 

オフィサー
「うむ、よろしく頼む。
さて、我々もそろそろトコナツに向かうとしよう。」

 

オペレーター(ゆるふわ)
「はい、では向かいましょう。」

 

ランドシップは
トコナツを目指し、海を走っていた。

 

○海



フェロー
「うわ~!海だ~!!」

 

エリシア
「私海初めてです!」

 

オフィサー
「少し最近取り込んでいたから
一度着いたら休息を取ろう。」

 

フェロー
「やった~!休み!休み!」

 

マスター
「いや、お前はもっと働け。」

 

サルーンガール
「そういえば、トコナツの
要塞島にある「ごろ砦」と呼ばれる拠点があるのは
前に話しわよね~?」

 

フェロー
「うん、この前サロンの人が言ってたね。」

 

サルーンガール
「その要塞島にはフォートポートという町があって
そこにGWの人達は避難したのかなって。」

 

オフィサー
「なぜ、そう思うのだ?」

 

サルーンガール
「フォートポートは、大破壊直前の時点で
既に遺跡扱いをされていた古い施設が沢山あって、
近代的な設備は殆どないのよぉ。」

 

サルーンガール
「だから大破壊時に発生したコンピュータや
ネットワークの混乱とはほぼ無縁でいることが出来たって聞いたわ。」

 

マスター
「そうだな。盗聴される危険性もないし、
ネットワークを通じて攻撃されることもない。
確かにそこに避難している可能性が高いな。」

 

オフィサー
「なるほど。だが、GORO’Sがどういった者達か分らぬ以上、
いきなり乗りこむのは危険だ。

ひとまずはビーチタウンと言うスターフォール地方から
進出したカンパニーがいた拠点で情報を集めてみるとしよう。」

 

オペレーター(ゆるふわ)
「そろそろ、ビーチタウンが見えてきました。」

 

フェロー
「とりあえず着いたら海で泳ご!
エリシアちゃん行こう!」

 

エリシア
「はい!!」

 

サルーンガール
「私も泳ぐわぁ。新しい水着作ったのぉ。」

 

マスター
「…お前らなぁ…。」

 

マスター
… …。



マスター
(俺も久しぶりに泳ぎたいが…
この体じゃな…。)

 

To Be Continued…

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