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【メインストーリー第32話】悲劇の真相

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【運営】担当

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○司令室

 

エリシアの体調を心配した
ランドシップクルー達は司令室に集まっていた。

オフィサー
「エリシア君の体調はどうかね。」

 

ドクター
「眠っているわ。
ミトラから発見された時ほどでは
ないけれどかなり衰弱しているわ。

あのまま対処をしなければ、
命の危険もあったかもしれないわね。」

 

オフィサー
「ううむ…そうか。
エリシア君が回復するまで動くべきでは無いな。」

 

エンジニア
「エリシアちゃんのお父さんがワクチンを研究をする為に
どこに向かったのかもわからないしね…。」

 

フェロー
「スターフォールやグレートウォールにある
研究所を全部探索してみる?

BG研究所、透明化試験場、水際研究所、
防空研究所、天候制御研究所とか色々あるけど…。」

 

ドクター
「あと”ネクロハイツ”もあるわね。」

 

フェロー
「いや、それはちょっと…。」

 

マスター
「さすがに研究所をしらみ潰しに
探すのは時間が掛り過ぎるな…。
名前だけで場所もわからない所もあるし…。」

 

フェロー
「ずっと気になってたんだけど…
鉄道組合本部をもう一度調べてみない?」

 

オフィサー
「それはサルーンガールが潜入して
この前調べてくれただろう。」

 

フェロー
「そうだけど、少し気になる話があってね。
この前酒場でご飯を食べてた時に聞いたんだけど…。」

 

マスター
「どうやら、本部にはまだ入れない場所があるらしい。
そこに無敵鉄道組合の首領「鉄道組合総裁」がいた部屋らしいが…。」

 

オフィサー
「なるほど。サルーンガール、
そんな部屋心当たりはあるかね?」

 

サルーンガール
「そうねぇ…。フロアが5つあったから
一応全部調べてはみたけどぉ…。
もしかしたら隠し部屋とかもあったのかしらぁ。」

 

フェロー
「そこに何か鉄道組合であった事件の事について、
まだ手掛かりがあるかもしれないしね。」

 

ドクター
「でも”入れない場所”って言うぐらいだから
中に入れるのかしら。」

 

マスター
「わからん。
とりあえず行ってみる価値はあると思う。」

 

オフィサー
「わかった。では君とフェロー君。
サルーンガール、マスターの4人で行って来てくれ。」

 

○鉄道組合本部

調査の為、出動した4人は
無敵鉄道組合本部の門前に来ていた。

 

フェロー
「やっぱり封鎖されてて入れないね。
サロンの人どうやって入ったの?これ。」

 

サルーンガール
「わかったわぁ。ちょっと待ってね~。」

 

サルーンガールはひょいと壁を軽々と越えた。

 

その後ガラガラ音を立て入口が開いた。

 

サルーンガール
「は~い!開いたわよ~。」

 

フェロー
「おお、すげぇ。
やっぱりサロンの人タダ者じゃないね…。」

 

マスター
「よし、中に入ってみよう。」

 

○鉄道組合本部内部

中に入ると、むせるような血と燃えた後のにおいと
目を覆いたくなるような惨劇の痕が広がっていた。

 

フェロー
「うわぁ…。サロンの人の報告通り
ほんとに死体と機械の残骸だらけだね…。

というか、よくこんなところ
平気な顔で探索出来たよね…。」

 

サルーンガール
「まぁ、こういうのは慣れてるわぁ。
今までずっとしてきたもの。」

 

フェロー
「さすが元新統合軍のエージェント…。」

 

マスター
「相当激しく争ったみたいだな。
そこらじゅう弾痕だらけだ。」

 

サルーンガール
「でも通信記録の通り、
敵側の死体が無いところを見ると
やっぱり原因は警備ロボットや戦車の暴走のようね~。」

 

フェロー
「でもさ…なんか通信記録と違う部分があるよね…。」

 

マスター
「どうした?」

 

フェロー
「この白い軍服って鉄道警備隊だよね。
胸にバッジを付けてるし。」

 

マスター
「そうだな。鉄道警備隊のものだと思う。」

 

フェロー
「通信記録ではさ、こう言ってなかったっけ?」

 

-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-

突然、警備ロボットや戦車達が暴走を始め、
民間人もカンパニー達も皆殺られてしまった…。
生き残ったのは我々一部の警備隊員のみ…。

-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-∵-∴-

 

サルーンガール
「そうねぇ。ほぼ全滅だったみたいね。」

 

フェロー
「でもこの死体を見ると、鉄道警備隊と思われる死体しかないよ?
中にはカンパニーか傭兵と思われる死体も少しはあるけど…。」

 

マスター
「本当だ…。民間人と思われる死体がないぞ。
民間人はどこに消えたんだ…。」

フェロー
「私の推理が正しければ…。」

 

マスター
「なんで名探偵気取りなんだよ。」

 

フェロー
「えっと、あくまで予想なんだけど、
一度本部にカベノシタ、カベノウエ、カベノオクの
住人とカンパニーを集約させて
そこからまた移動させたんじゃないかな?」

 

サルーンガール
「なるほど~。バラバラで移動するより
一度集めてから動いた方が安全よねぇ。」

 

マスター
「フロッピーディスクを読み込んだ際、
一部データが破損していると言っていた。

もしかすると、その中に
次の移動に関する通信記録があったのかもしれないな。」

 

サルーンガール
「でももし、そうだとすると、
『民間人もカンパニー達も皆殺られてしまった』って言う
表現はしないわよねぇ。そんな嘘を付いても仕方ないし。」

 

フェロー
「それもそうか…。
とりあえず『入れない場所』っていうのを
探してみようよ。」

 

マスター
「そうだな。」

 

探索を続けていると5つ目のフロアで
壁を見つけた。

 

マスター
「なんかこの壁不自然だな。」

 

サルーンガール
「全然気付かなかったわぁ。
たしかに少し出っ張ってるわね。」

 

フェロー
「押してみよう!」

 

壁を押すと、「カチッ」という音がし、
隣の壁から大きく頑丈な扉が現れた。

 

フェロー
「おお…からくり屋敷みたいだ…。」

 

マスター
「実際見たことあるのかよ…。」

 

フェロー
「しかし頑丈な扉だね…。ビクともしないね。
マスターちょっとやっちゃってよ。」

 

マスター
「『デュアルファング』を持ってこい。
そしたら壊してやる。」

 

サルーンガール
「たぶんこのカードキーで開くんじゃない~?」

 

フェロー
「おお!それどこで手に入れたの?」

 

サルーンガール
「何か死体の中にお偉いさんっぽい服装した人が
いたから服の中を漁ったら見つかったわぁ。」

 

マスター
「やるな…。
よし、開けてみよう。」

 

壁にあった認証装置にカードキーを通した。

 

システム
「認証致しました。解錠致します。」

 

システム音が鳴ると、
扉が大きな音とともに開いた。

 

フェロー
「ひらけーーー!!ゴマーーー!!」

 

マスター
「いや、もう開いてるだろ…。
というか、いい加減疲れてきたぞ。」

 

サルーンガール
「綺麗な部屋ね。
特に荒らされた形跡もないわ。」

 

フェロー
「いかにも総裁がいた部屋って感じだね!
この写真のお髭の人が総裁かな?」

マスター
「船長に似てるな…。」

 

フェロー
「まさか船長さんが鉄道組合総裁!?
…そんなわけないか。」

 

サルーンガール
「あら、あそこに
転送装置みたいなのがあるわぁ。
ランドシップにあるのと形状が異なるけどぉ。」

 

マスター
「なんだこれ。
見たことも無い形をしているな。起動できるか?」

 

フェロー
「ん~…ダメっぽい。
通電はされてるみたいなんだけど動かないね。」

 

マスター
「ダメか…。もしかして民間人はここから逃げたのか…?」

 

サルーンガール
「今は動いていないけれど、
可能性としてはあり得るわね。」

 

フェロー
「もしかして…
あの通信の内容は時間稼ぎなんじゃ…。」

 

マスター
「どういうことだ?」

 

フェロー
「だってさ、考えてみてよ。
例えば今回の鉄道組合の事件の首謀が
アラドだったとするでしょ?

じゃあなぜアラドは鉄道組合本部に
民間人とカンパニーが居るって知ったんだろう?
あの情報はハンターオフィスと鉄道組合間でしか
やり取りされてないよね。」

 

マスター
「なるほど…!盗聴か。」

 

フェロー
「うん、恐らくアラドはネットワークを通して
通信内容をハッキングしたんだと思う。
どうやってアクセス権限を
得たのかまではわからないけど…。」

 

マスター
「だからわざと誤報を流した?
でもアラドは現地にいたんじゃないのか?」

 

フェロー
「いや、恐らく何らかの手段を使って
機械を暴走させて先に襲わせた後、
様子を見に来た時にマスクを落としたんだと思う。

『隻眼のアラド』と呼ばれた程の男だから
その場にいたのなら、そんな回りくどいことはせず
直接手を下すと思うんだよね。」

 

マスター
「確かにランドシップを襲った時も賞金首を
使って自分は別の場所にいたしな。」

 

フェロー
「そうだと思う。だから誤報を流す事で、
首謀に殺戮は順調だと思わせて時間稼ぎをして、
そのスキに民間人とカンパニーを
この転送装置で逃がしたって感じだろうね。

一部のカンパニーは交戦に参加していたみたいだけど…。」

 

マスター
「今日のフェローは頭さえてるな。
たまにはやるじゃないか。」

 

フェロー
「調査ならまかせてよね!
何しろあたしはランドシップで一番の調査員なんだからね!」

 

マスター
「あまり図に乗るな。」

 

フェロー
「へいへい、わかったよ~。
とりあえずこの事を船長さんに報告しに戻ろうよ!」

 

To Be Continued…


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