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【メインストーリー第7話】襲撃

○ラボ

フェロー
「エリシアちゃんはどこなの!?
もう目覚めているんでしょ!
さあさあ、どこなの白状してドクター!」

 

ドクター
「フェローちゃん、ラボで騒がないで。
静かにしないと、この薬を
注射しちゃうわよ?」

 

フェロー
「なにそのヤバイ色の薬!?
あたしはエリシアちゃんに
会いに来ただけで…。」

 

ドクター
「まあ、慌てないでフェローちゃん。
エリシアちゃんに会うのは
ちょっと待ってね。」

 

ドクター
「エリシアちゃんは目覚めたばかりで
いろいろと調べる必要があるのよ。」

 

フェロー
「え? 目覚めたから
もう元気になったんじゃないの?」

 

ドクター
「そんなにすぐ元気になるわけないでしょう。
まだ体の中にダメージが残っているわよ。」

 

フェロー
「ダメージって…
そんな怪我したみたいな…。」

 

ドクター
「いえ、どうもあの生命維持カプセルには
副作用があるみたいなのよ。」

 

ドクター
「そのせいで外見からは判らないダメージを
体の中に受けていたみたいね。
あの衰弱はそのせい。」

 

ドクター
「エリシアちゃんがカプセルから出た以上、
今後、回復していくはずよ。」

 

ドクター
「あとは… そうね、アナタたちには
今まであの子について判った事を
知ってもらったほうがいいかしら…。」

 

フェロー
「何か変な事でも見つかったの?」

 

ドクター
「変というかなんというか…。
あの子の体には
何かの機械が埋め込まれてるわ。」

 

ドクター
「私もサイバーウェアの知識あるけれど
あの子に埋め込まれている機械が
何なのか判らないのよ。」

 

フェロー
「それって…エリシアちゃんは
誰かに改造されているってことなの?」

 

ドクター
「そういうことになるわね。
埋め込まれた機械については、
今はなんとも言えないわ…。」

 

ドクター
「あと、あの子の左手には甲から手首にかけて
不思議な紋章のようなものがあるのよね。
これも何なのか判ってないわ。」

 

フェロー
「エリシアちゃんの手に模様…
そんなもの、あったかな?」

 

ドクター
「手に布が巻いてあったから
気づかなかったとしても無理ないわね。」

 

ドクター
「あとは…
肝心の記憶喪失のことだけど
脳の検査では異常はなかったわ。」

 

ドクター
「脳に異常はないということは、
そうね…なにか精神的な強いショックか
何かがあったんじゃないかしら?」

 

ドクター
「もしそうだとすると、記憶回復するかどうかは
私にもはっきりしたことは言えないわね。」

 

エリシア
「…あの…。」

 

ドクター
「あら、エリシアちゃん?
まだ横になってなきゃダメよ。」

 

フェロー
「エリシアちゃん!
ふらついているけど歩いて大丈夫なの?」

 

エリシア
「あ…う…。」

 

ドクター
「フェローちゃん
あんまり刺激しちゃダメよ
怖がってるじゃないの。」

 

ドクター
「エリシアちゃんはさっき目覚めたばかりで
自分の置かれた状況がよく判ってないのよ。」

 

突然、警報音が響いた。



オペレーター(ゆるふわ清楚系)
「ランドシップにモンスター襲撃!
至急、迎撃準備をしてください!」

 

─ 激闘の末…

 

○ハンターオフィス

 

オフィサー
「君のおかげで
モンスターは撃退されたようだ。
ご苦労だったな。」

 

ドクター
「船長、エリシアちゃんを
連れて来たわ。」



エリシア
「……。」

 

オフィサー
「うむ、歩けるくらいには
回復したようだな。」

 

オフィサー
「エリシア君、君はアマモの跡地の
地下にあった生命維持カプセルの中に
入っていたのだよ。」

 

オフィサー
「カプセルを発見し、エリシア君を
中から出すために動いてくれたのが
そこのフェロー君たちだ。」

 

エリシア
「…あの…
…その、ありがとうございます…。」

 

フェロー
「いやぁ、お礼なんて別にいいから!」

 

オフィサー
「エリシア君はしばらくは
ラボで治療を続ける必要が
あるだろうが…。」

 

オフィサー
「ランドシップの中を
見回る事くらいは許可しよう。」

 

ドクター
「でも、あまり無理しちゃダメよ
エリシアちゃん。」

 

エリシア
「…はい…。」

 

オフィサー
「それにしても…
さきほどの襲撃は妙だったな。」

 

フェロー
「そうだよね!
砂漠地帯にいるはずのスレッジハンマーが
こんなところに出てくるなんておかしいよ!」

 

オフィサー
「うむ…今後は警戒を強める必要があるな。
何かあったときは
君に何か頼むかもしれない。」

 

オフィサー
「その時は良い働きを
期待しているぞ。」

 

オフィサー
(この前のモンスターの増加といい
おかしなことが続いているな…)

 

オフィサー
(何かが起きているのかもしれん。
嫌な予感がする)

 

To Be Continued…

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