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【メインストーリー第6話】少女の目覚め

○ショップ

 

…

 

エリシア
(お父さん…。助けて…。)

 

あの少女…エリシアの言葉が気になり
考えながらランドシップの中を歩いていた。

 

エリシアの両親はどこかにいるのだろうか?
そもそもなぜ、彼女は生命維持カプセルに
入っていたのか…?

 

疑問ばかり浮かんでくるが答えは出ない。
そうしているうちにショップの前まで来ていた。



売店の店員
「そこのあなた
ちょっといいですか?」

 

メタルショップ店員
「…わたしたち困ってる…
…助けてほしい。」

 

売店の店員
「もう在庫がピンチなんです!」

 

メタルショップ店員
「待って妹…
いきなりそう言っても判らないと思う。」

 

売店の店員
「あ、そうですね、お姉ちゃん。
最初から事情を話しましょう。」

 

売店の店員
「えーとですね、最近
トレーダーキャンプとの流通が
滞りがちになっているんです。」

 

メタルショップ店員
「…トレーダーキャンプというのは…
…トレーダーのキャンプだよ…。」

 

売店の店員
「お姉ちゃん、
その説明はそのまますぎます…。」

 

売店の店員
「トレーダーキャンプは
ランドシップの外に点在している
トレーダーの拠点の事です。」

 

売店の店員
「トレーダーキャンプから
商品を仕入れているので
それが来ないと…。」

 

メタルショップ店員
「…売るものがなくなってしまう…。」

 

メタルショップ店員
「そうなったらわたしの
秘蔵のカエルグッズを…。」

 

売店の店員
「お姉ちゃん、そんなの誰も買いませんよ。」

 

メタルショップ店員
「そんなことはないよ…。
カエルの魅力なら
みんなに通じるはずだよ…。」

 

売店の店員
「…お姉ちゃん、話がズレてきてますよ!」

 

メタルショップ店員
「…わかった。」

 

売店の店員
「トレーダーキャンプからの流通が
滞っているのは最近になって
急にモンスターが増えたせいなんです。」

 

メタルショップ店員
「トレーダー殺しが増えてるらしい…。」

 

売店の店員
「だから手の空いているハンターの人には
討伐に行ってほしいんですよ。」

 

メタルショップ店員
「このままだと大変な事になるよ…。」

 

売店の店員
「船長さんにもこの事は伝えていて
ハンターオフィスに正式な依頼として
この件が出ているはずです。」

 

メタルショップ店員
「そう、討伐について詳しい事は
ハンターオフィスに行って見てほしい…。」

 

─ 数時間後…

 

○ハンターオフィス

 

オフィサー
「ご苦労。
これでトレーダーキャンプとの
流通も回復するだろう。」

 

売店の店員
「本当に助かりました!
ありがとうございます!」

 

メタルショップ店員
「…これでようやくひと息つけそう。
…お礼にうちの妹との握手券をあげる。」

 

売店の店員
「お姉ちゃん!?
勝手に握手券とか作らないでください!」

 

メタルショップ店員
「…これ、みんなに好評だよ?」

 

売店の店員
「もうみんなに配っているんですか!?
全部回収してください!」

 

売店の店員
「あなたのその握手券も回収です!」

 

オフィサー
「まあ、これで流通についての
当面の問題は解決したわけだが…。」

 

オフィサー
「もちろん今後も調査は続けていくが
原因が判明するかどうは判らんな。」

 

その時、フェローが
「慌てた様子でハンターオフィスに
駆け込んできた。

 

フェロー
「ちょっと、聞いて聞いて!
今さっきちょゴフッゲフッ!」

 

売店の店員
「ちょっと、慌てすぎですよフェローさん!
…さあ、これでも飲んで落ち着いて…。」

 

オフィサー
「おい、私のお茶を勝手に…。」

 

フェロー
「ごくごく…
うわなにこれ苦くてマズッ!」

 

オフィサー
「私のお茶…。」

 

オフィサー
「ごほん!
…フェロー君、落ち着いたかね?」

 

フェロー
「あ、はい。
そうだ大変なんだよ!
エリシアちゃんが、エリシアちゃんが…!」

 

オフィサー
「エリシア君がどうしたんだ?」

 

フェロー
「エリシアちゃんが目覚めたって!
ドクターからそう言われて!」

 

To Be Continued…

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