このページはJavaScriptを使用しています。JavaScriptが無効になっている場合は、有効にしてください。

【メインストーリー第8話】上手に焼きました

投稿者:
【運営】担当

  • いいね (6)

○ラボ

 

エリシアの様子を見に
フェローとラボに来ていた。

 

ドクター
「あら二人とも、いらっしゃい。
死にそうな怪我はしてない?」

 

フェロー
「してないよ…。
そんなの見れば判るでしょ。」

 

フェロー
「それよりもエリシアちゃん、具合はどう?」

 

エリシア
「…大丈夫です。」

 

ドクター
「エリシアちゃんの
体のほうの回復は
順調みたいね。」

 

ドクター
「でも、記憶のほうは
回復の兆しが見えなくて…。」

 

ドクター
「これはアマモ跡地の
エリシアちゃんが発見されたあたりの
写真なんだけど見覚えあるかしら?」

エリシア
「…わからないです。」

 

フェロー
「まあ、廃墟になっているから
無理もないかもしれないわね。」

 

ドクター
「こっちの写真はエリシアちゃんが
入っていた生命維持カプセルだけど…?」

エリシア
「…見覚え、ないです。」

 

ドクター
「うーん、やっぱりダメね。
記憶に関しては
回復の気配も無いわ。」

 

エリシア
「…ごめんなさい…。」

 

フェロー
「まあまあ、エリシアちゃん。
あんまり思いつめるのは良くないよ。
こういうことは気長にやらなきゃ。」

 

フェロー
「それよりさ
ご飯でも食べない?
あたしお腹すいちゃった。」

 

ドクター
「そうね、エリシアちゃんは
今までは点滴だけだったけど…。」

 

ドクター
「そろそろ普通の食事をしても
いい頃かしら?」

 

フェロー
「そういうときはむしろ食べなきゃダメだよ!
あたしなんて胃腸の調子が悪いときは
がっつりステーキ食べるし。」

 

ドクター
「聞いた事が無い健康法ね…。」

 

フェロー
「さあエリシアちゃん、
酒場でマスターに何か美味しいもの
作ってもらおうよ。」

 

エリシア
「…あ、はい。」

 

 

○酒場

 

フェロー
「マスター!
今日のオススメ肉料理
三人前頼むね!」

マスター
「今日はもう終わりだ。
料理の材料がない。」

 

フェロー
「えええええ! どういうこと!?
あたしの胃袋はもう肉を受け入れる
態勢になっちゃっているんだよ!」

 

マスター
「もう材料が無いと言っただろう。
今日は客が多かったからな。」

 

マスター
「あと、残っている食材は…
コンニャクだけだな。」

 

フェロー
「それには栄養がないじゃない!
あたしは血がしたたるような肉の
栄養を欲しているんだよ!」

 

フェロー
「それにお腹をすかせた
エリシアちゃんを放っておけないし!」

 

エリシア
「わ、私は別にコンニャクでも…。」

 

マスター
「どう見ても腹をすかせた
というか、飢えているのは
フェローのほうだが…。」

 

マスター
「食材が無いものはどうにもならん。
ハンターオフィスに獣の肉ととりにくを
依頼しておいたから届くのを待つんだな。」

 

フェロー
「え、ハンターオフィスに依頼?」

 

フェロー
「それならキミ、ちょっとその依頼受けて
お肉を獲ってきてよ!」

 

 

─ 数時間後…

 

○酒場

フェロー
「お肉が来たー!」

 

エリシア
「あの、わざわざすみません…。」

 

マスター
「ふむ、いい肉だな。
この肉に相応しいのはワイン煮込みだ。
完成は2時間後。」

 

フェロー
「2時間も待ってたら餓死するよ!
マスター! お願いだから
もっと早くできる料理にして!」

 

マスター
「…仕方ない。
バーベキュー風の串焼きにでもするか。
面倒な客だ。」

 

フェロー
「さすがマスター!
愛しているよー!」

 

マスター
「愛はいらん。
たまっているツケを払え。」

 

フェロー
「そ、それは…
今後、前向きに検討するから
とりあえず、お肉食べさせてよ。」

 

マスター
「ふん、まったく…
そろそろ肉が焼けたな。」
串焼き三人前だ。

 

マスター
「ほらよ。」

 

フェロー
「この肉サイコーだね!
ああ、タンパク質が体に染み渡るよ。」

 

マスター
「そんなに早く消化吸収されないだろ。」

エリシア
「…おいしいです。
はじめての味だけどおいしい…。」

 

マスター
「…ふん、おだててもサービスはしないぞ。」

 

フェロー
「おやおや、マスター照れてる?」

 

マスター
「うるさい。」

 

フェロー
「うんうん、こうして美味しいものを
食べる事ができたのもあたしのおかげだね!」

 

マスター
「肉を獲ってきたのはそこのお前で
料理したのは俺で
フェローだけ何もしていないだろう…。」

 

フェロー
「いやいや、最初に
食事に誘ったのはあたしだし…。」

 

エリシア
「…はい、フェローさん。
誘ってくれてありがとうございます。」

 

エリシア
「…そしてあなたとマスターさんも
ありがとうございます。
このお肉、おいしいです…。」

 

To Be Continued…


トップページに戻る