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【メインストーリー第4話】エリシアのために

投稿者:
【運営】鶏太朗

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○ラボ

意識を失ったエリシアはラボの
医療プラントの中に移された。

 

ドクター
「…しばらくは
エリシアちゃんとは面会謝絶よ。」

 

ドクター
「それに、どうもエリシアちゃん、
自分の名前以外の記憶が無いみたいね。」

 

フェロー
「え、それって記憶喪失って事?
だ、大丈夫なの!?」

 

ドクター
「大丈夫なわけないわよ。
でも、まずは身体の回復を優先しないと…。」

 

サルーンガール
「やっほー!
噂の謎の少女に会わせてよー!」

 

ドクター
「はぁ…
どこでエリシアちゃんの事を聞きつけたか
知らないけど面会謝絶よ。」

 

サルーンガール
「ちょっとくらい、いいでしょドクター!
その少女に会わせてよぉ!」

 

ドクター
「ダメよ。
面会謝絶って言ったでしょ。」

 

サルーンガール
アナタ、そしてフェローちゃんも
一緒にドクターに頼んでよぉ。」

 

サルーンガール
「カプセルから出てきたっていう
謎の少女ってどんな子なのよぉ?
気になって仕方ないわ。」

 

ドクター
「誰が頼んでもダメ。
この面会謝絶は船長命令よ。」

 

サルーンガール
「船長命令?
なんで船長さんがそこまでするのぉ?」

 

ドクター
「あの子が衰弱している原因が
まだ判らないからよ。」

 

ドクター
「そういうわけだからサロンちゃんは
もう帰ってくれないかしら。」

 

サルーンガール
「せっかく来たのにひどいわぁ!
ドクターの鬼! 悪魔! メガネ! 巨乳!」

 

○サロン

サルーンガール
「なんで会わせてくれないのよぉ…。」

 

フェロー
「まあまあ…。あたしたちが
知っている事なら話してあげるから。
君も、いいよね?」

 

フェロー
「あの子… エリシアちゃんについては
君とあたしが第一発見者なんだから!」

 

フェローに促されるようにして、
「エリシアについて一通りの事を
サルーンガールに語った。」

 

サルーンガール
「ふーん、エリシアちゃんって名前なの。
記憶喪失なんて可哀想だわぁ。」

 

サルーンガール
「もっと聞きたいわ。
エリシアちゃんのスリーサイズとか
どれくらいかしら?」

 

フェロー
「そんな事まで判らないけど…
そういえば、服はボロボロだったね。
スカートとか破れていたし。」

 

サルーンガール
「そうだわ!
フェローちゃんも知ってるでしょ。
アタシは裁縫が得意なのよ!」

 

フェロー
「ああ、そういえば
その自分の服も自作だって
聞いた気がするよ。」

 

サルーンガール
「エリシアちゃんの服を
アタシが作ってあげるわ!」

 

サルーンガール
「…でも、考えてみると
今は手持ちの布が足りないわ…。」

 

サルーンガール
「そうだ、アナタ
布キレを調達してきてくれない?」

 

─ 数時間後…

 

○サロン

 

サルーンガール
「布キレを調達してくれたのね!
これで服が作れるわ!」

 

サルーンガールは
ものすごい勢いでミシンを回して
服を作り始めた。

 

フェロー
「すごい…。
ミシンガールに改名してもいいくらい!」

 

サルーンガール
「できたわ! 完成よぉ!」

 

フェロー
「早すぎる…。
しかも一着じゃなくて
いろいろ作ってるし…。」

 

サルーンガール
「まずは鬼のブラと鬼のパンツ!
虎の毛皮でできていて
強くて10年はいてもやぶれないわぁ。」

 

フェロー
「なんで布キレから
そんなものができるの!?」

 

サルーンガール
「次はさらし巻きとふんどしよ!」

 

フェロー
「今度はほぼ布キレのまま!?
というか、女の子に何を着せる気なの!」

 

サルーンガール
「最後はこのセーラー服。
おそろいでアタシのぶんも作ってみたわぁ。」

 

フェロー
「エリシアちゃんはともかく
サロンの人がセーラー服着たら
それはもう、いろいろとヤバイよ!」

 

サルーンガール
「これでエリシアちゃんも
喜んでくれるかしら?」

 

フェロー
「それは微妙…
というか病人に着せる服じゃないし…。」

 

サルーンガール
「そう、残念ねぇ。
でもせっかく作ったんだから
届けに行くわぁ。」

 

フェロー
(こんなもの届けていいのかな…。)

 

○ラボ

 

 

「ドクター
また来たの?
エリシアちゃんは
まだ会える状態じゃないわよ。」

 

サルーンガール
「今回は会いにきたんじゃないわぁ。
エリシアちゃんのために作った
服を届けにきたのよ。」

 

ドクター
「服…?
なんだかすごい服もあるけど…。」

 

サルーンガール
「エリシアちゃんが目覚めたら
これを渡しておいてねぇ。」

 

ドクター
「ま、まあ、一応、受け取っておくわ。」

 

サルーンガール
「じゃあ、アタシはサロンに戻るわね。
アナタもいろいろ手伝ってくれて
あ・り・が・とねぇ!」

 

 

○司令室

その夜、司令室に
オフィサー、ドクター、マスターの
三人が集まっていた。

 

オフィサー
「彼女の… エリシア君の様子はどうかね?」

 

ドクター
「容態は落ち着いているわ。
じきに意識も戻るはずよ。」

 

ドクター
「でも記憶が回復するかは疑問ね。
どうも普通の記憶喪失では
ないような気がするのよ。」

 

マスター
「俺はあのエリシアとかいう娘は
危険だと思う。」

 

ドクター
「…危険とはどういうことよ?」

 

マスター
「根拠があるわけじゃない。
ただの俺の勘だ。
嫌な予感がする。」

 

ドクター
「非科学的ねえ。」

 

オフィサー
「いやドクター、私もマスターと同じ意見だ。
エリシア君の置かれた状況そのものに
うまく言えないが不穏な気配がする。」

 

ドクター
「二人がそこまで言うなら
何かあるのかもしれないわね。」

 

オフィサー
「危険があるかもしれないが、だからこそ
エリシア君の存在は重要だ。
ドクター、彼女を頼んだぞ。」

 

ドクター
「ええ…。」

 

To Be Continued…


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