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プロってどんな人?(4)

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勉強は必須条件

――サクセスでは積極的に外部セミナーに参加する社員が多いそうですね。

吉成 社会人たるものスキルアップのための自己投資を惜しむべきではありませんが、会社からも必要に応じて費用を補助しています。ただ「勉強しろ」と言うだけではなく実際にサポートすることで、社員たちも積極的に取り組んでくれていますね。

 

――それとは別に、社内でも勉強会が開かれているのだとか。

吉成 各部門やチームごとに自主的な勉強会を実施していますし、社内セミナーも開いています。うちは平均勤続年数が8年とゲーム会社にしては長く、ベテラン社員が多いので、そのメリットを生かしてベテラン社員にオリジナル講座を作らせているんですよ。

 

――専門技能を教えるための講座を自前で作るのというのは、なかなか大変なことだと思います。しかもベテランの時間を通常業務以外につぎ込むわけですよね?

吉成 これもまた重要な仕事です。それに、人に教えるのって、じつは一番自分の勉強になるんですよ。いざ他人に教えるとなれば、自分の中でちゃんと整理がついてないことを発見したり、再整理する必要がありますからね。そういう意味では、社内セミナーは受講する人間よりもむしろ教える側のスキルアップにつながっていますね。

 

――講師は何人くらいいらっしゃるのでしょう。

吉成 5、6人いて、それぞれが各ジャンルのエキスパートです。

 

――社内セミナーを受講するのは新人の方が多いのですか?

吉成 年齢も部署の壁もありませんから、それこそベテラン連中も受講していますよ。一口に技術者と言っても、一人ひとりがすべての工程をカバーしてるわけではありません。どんな人にも知識が抜けている分野はありますから、その欠けたところを埋めるためにもこうした社内セミナーを活用していますね。

 

――準備にもそれなりの時間を要するわけですから、教える側も教わる側も気が抜けませんね。

吉成 こういった手間を煩わしいと嫌がる人もいるかもしれませんが、少なくともサクセスでは、そういう発想をする社員は「できない人材」と判断します。たとえ優秀であっても、面倒だからという理由で自分を成長させる機会を棒にふるような社員には、いつ辞めてもらってもかまいません。

 

そんな意識で大丈夫!?

――技術職以外の方もやはり社内で勉強会などをなさっているのでしょうか。

吉成 プランナー向けの社内セミナーはありますが、総務やマーケティングなど職種によって勉強する内容がまったく異なりますから、個人で自主的に勉強するケースもあります。社外のセミナーを受講したりハッカソンに参加する者もいますし、感性を磨くために観劇や美術鑑賞に励む者もいますね。

 

――それぞれが高いプロ意識を持って働いているのですね。

吉成 いやいや、中にはまったく勉強しない者も、自分の勉強不足に無自覚な者もいますよ(笑)。
つい先だっても、うちの社員と話がかみ合わなくて、「○○関係の本を読んだことはある?」と聞いたら、「もちろん!」と胸を張って、「2冊は読みました」と答えるんです。あれには参りました。

 

――常日頃から本を読むようにと社員教育をしている立場からすると、残念な出来事でしたね……。

吉成 会社にはさまざまな人間が集まります。企画力に優れた人もいれば事務能力の高い人もいるし、リーダーシップを発揮するタイプも、逆に縁の下で支えるのが向いているタイプもいます。会社としては、それぞれが能力を発揮できるよう適材適所を心がけていますが、たとえどんな役割を与えられたにしても、プロとしてのプライドを持ってその仕事に取り組んでもらいたいのです。

世の中には「ビジネス書の類には頼らない」というポリシーを持っている人も少なくありませんし、勉強の手段は一つではないとはいえ、本を読んで勉強することは基本中の基本。これからもうちの社員には徹底していきたいですね。

 

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社内で実施しているセミナーの一部は、HP上でも一般にも公開している。

 

吉成社長のつぶやき(35)

若者の読書離れ、新聞離れを嘆く吉成社長。

『人類が他の動物と違って大きく進歩した要因は、文字の発明によって知識を伝える方法を持ったこと、印刷技術の発明によって情報の蓄積ができるようになり、人類の知的レベルを高めたこと。だから、本を読まない人間は動物と同じ。動物にゲームは作れない』

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