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時代の変化にどう対応する!? (1)

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インベーダーゲームが大流行した頃のアーケードゲームから現在主流のスマホアプリまで、どの時代にもゲーム業界の最先端を走ってきたサクセス。同業の多くの企業が時代に埋もれて廃業していくなか、サクセスが存続できた訳は?

変わりゆくビジネスモデル

――ここまでゲームの話を中心に伺ってきましたが、基板設計からスタートしたアーケードゲームを皮切りに、PCゲーム、各種コンシューマーゲーム、オンラインゲーム、携帯ゲームからスマホアプリと、サクセスはあらゆる種類を網羅してきたのですね。

吉成 ゲーム業界を俯瞰すると、歴史の中でメインストリームが変わっていくんですよ。そしてメインストリームが変わることでビジネスモデルも変わります。その変化の中でうちは40年近くやってきましたから。

 

――変化が激しそうですね。最近主流のスマホゲームやソーシャルゲームは無課金のものも多いですし、ユーザーからすると、どうやって売り上げを立てているのかと不思議になることもあります。

吉成 たとえば、アーケードのゲームは100円玉を入れてプレイして、その100円でもって売り上げが立つというビジネスモデルでしたが、コンシューマーゲーム機の場合はゲームソフトを売って回収するというやり方ですよね。

携帯の場合は、ガラケーでは公式サイトを持つキャリアと契約し、キャリアがユーザーから集めた利用料金から一定の手数料を引いて、残りがパブリッシャーに支払われる方式です。スマホゲームも仕組みは似ていますがMobageやGREEといったSNSプラットフォームを利用する場合は、利用料金から一定の手数料を差し引いた金額がプラットフォームから支払われることになります。

 

――基板やソフトなどを売り買いした時代に比べると、携帯ゲームやオンラインゲームでは赤字在庫を抱えるリスクを減らせるので、ソフトメーカーにはメリットが大きいのではないですか?

吉成 そう良いことばかりではありません。下請け会社ともなると受け取れるロイヤリティは微々たるもので、買い切りになることも多いのです。そういった場合には、たとえ開発したゲームが大ヒットしても利益を享受できないということが往々にして起こります。これは改めてご説明しますが、ゲーム業界の構造的な問題といえますね。

 

コンピューター言語の変遷

――以前「ゲーム開発の基本は変わらない」とおっしゃっていましたが、次々と新しいトレンドが生まれてゆく中で「あまりにも変化が大きすぎて大変だった」ということはまったくなかったのでしょうか?

吉成 大した問題は起こりませんでしたが、社内にまったく混乱がなかったかというと、そういうわけでもありません。
ゲーム機には機種ごとに固有の制限がありますから、解像度やメモリ容量など、それぞれの仕様に合わせた開発が必要になります。しかしそれ以上に、いちばん大きな違いは開発用のコンピューター言語なんですよ。うちがアーケードゲームを開発しはじめた頃はアセンブラという言語を使ってプログラムしていましたが、コンシューマーゲームになるとそれがC言語になり、VodafoneではJavaに・・・という具合に、使用するコンピューター言語はどんどん変わっていきました。いざ携帯ゲームの開発をスタートさせようという時にjavaがわからないのでは話になりませんからね。

 

――ゲームのトレンドが変わるたびに、新しいコンピューター言語を身につけ、使いこなさなくてはならないのですね。そう考えるとコンピューター言語もまた開発ツールのひとつと言えそうですね。

吉成 どんな知識でも技術でも、勉強すればいいだけの話です。ところが驚くことに、この業界ではそういう融通が利かない会社もたくさんあるんですよ。たとえば、最近の携帯アプリはUnityという開発エンジンを使うのですが、これからアプリ開発を始めようというときに「Unityが使える技術者を募集」という求人を出す会社がとても多いんです。僕からすれば、こんなに馬鹿馬鹿しいことはありません。

 

第6回01スマホの写真

いまや日本でのゲームのトレンドは、手軽で高性能なスマホゲームに。

 

吉成社長のつぶやき(19)

携帯アプリの場合、SNSプラットフォームに支払う課金手数料は30%以上らしい。

『実際にはほかにもいろんな名目で引かれるから、最終的にパブリッシャーに入る金額は60%くらいになる。中国なんて酷いもんで、以前は売り上げの10%くらいしか開発会社に入らなかったと聞いています。さすがに最近では改善されつつあるみたいだけど、いくらなんでもぼったくりすぎだよね』

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