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プロってどんな人?(5)

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紙媒体を薦める意外なワケとは!?

――現在ゲーム業界を目指している人たちは専門学校などで日々最新の知識を学んでいると思いますが、ほかに勧めたい勉強法はありますか?

吉成 単純なようですが、人に会って話を聞くこと。そして本や新聞を読むことです。

 

――たしか、サクセスには書籍購入補助という制度もあるのですよね。

吉成 はい。以前にもお話ししましたが、我が社の行動指針の一つに「本を読み、常に学ぶこと」という項目があり、社員には新聞や書籍の購読を推奨しています。ただ、新聞離れは若い世代ほど進んでいて、この新聞を読まない社員が半分くらいいますね。

 

――社員の皆さんは仕事柄デジタルに馴染んでいるのでしょうし、情報収集にもデジタル媒体のほうを選んで使いこなしているのでは?

吉成 たしかにデジタル媒体には多くのメリットがありますが、それでも本や新聞といった紙媒体から情報を仕入れることは必須です。

 

――吉成社長が紙媒体にこだわる理由とは何でしょう?

吉成 今はどの新聞も電子版を発行していますし、話題の本であればたいてい電子書籍化もされているので、デジタル媒体でも紙媒体と同等の情報が得られると思いがちです。ところが、その情報を理解して頭に刷り込むという面では、紙媒体のほうが圧倒的に効果的なんですよ。

その理由のひとつには、一読できる面積の違いがあります。単純に考えて、スマホの画面でスクールせずに読める情報量と新聞を広げた状態で読める情報量では、圧倒的に後者が多いでしょう? 紙媒体の新聞なら、目に飛び込んできたたくさんの情報の中から必要なものをピックアップするのも、重要度別に整理するのも簡単です。

 

新聞をどう活かすか

――アナログ媒体かデジタル媒体かにかかわらず、新聞を読む習慣自体がないという人は30代40代にも増えています。テーマがはっきりしている書籍と違い、新聞はどう読んだらいいのかわからないという人も多いようですね。

吉成 専門書で深く勉強するのはもちろん必要です。でもそれだけでは視野が狭くなり、世の中の流れにはついていけません。僕たちのような仕事をしている人間はそれじゃダメなんです。

毎年、新しい技術についていけずに多くのゲーム会社が廃業していってますが、いつの時代でも「新しく主流になった技術」というのはその何年も前からスタートを切っているものです。新聞を読んでいればそれらの情報はたいがい出ているのですから、技術の萌芽を見逃すということはまずありません。社会構造の変容についても同様のことが言えます。

 

――時代を先読みするためには、新聞を読むことがもっとも適しているということですね。

吉成 その通りです。たとえば今話題になっているAI、機械学習、ディープラーニング、IoT、ブロックチェーンといった技術だって、昨日今日でパッと出てきたわけではなく、既存の技術が5年も10年もかけてどんどん発展してきたものです。となれば、今ある技術のうちのどれが将来メジャーになっていくのかも容易に想像がつくし、予想ができていればその対応も可能になります。

 

――新聞の読み解き方をマスターすれば、あらゆる仕事に通用する大きな武器になりますね。

吉成 ええ、間違いありません。

 

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どのキュレーションサイトよりも優れたキュレーションサービスは新聞。

 

吉成社長のつぶやき(36)

10年後の世の中がどうなっているのかなんて、新聞を読んでいてもあまり想像がつきません・・・。

『誰でも9割くらい当たる予想があるんですよ。同業の新しい会社ができたときに、「あの会社、生き残れると思います?」なんて質問をされることがあるんだけれど、何時も「上手くいかないでしょう」って答えればいいんです。そこが暫くして倒産すると「当たりましたね!」って驚かれるんだけど、1年で業界から消える会社は統計的に1割だから、10年続く会社の確率も1割、予想が当たって当たり前(笑)』

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