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【メインストーリー第65話】遠のく太陽

投稿者:
【プロデューサー】KAZ

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〇酒場

 

 

トコナツ組のロウ達は、

現地に向かう前に酒場で腹ごしらえをしていた。

 

ロウ

「よ~し。出来たぞォ!食え食え!

腹が減っては戦が出来ぬ ってなァ!」

 

 

目の前に出されたのは出来立ての

『キチンピラフ』と

『しっぽゲッティ』だった。

 

 

サルーンガール

「わぉ!美味しそう!

ロウさんの手料理食べたかったのぉ~。」

 

 

 

ギーガン

「ムシャムシャ…。ん、美味いな!」

 

 

サルーンガール

「どれどれぇ……。

…ん~っ!美味しいわぁ。」

 

 

 

ロウ

「そうかそうかァ。そいつは良かった。

たんと食え食え!」

 

 

─ 数分後…

 

 

ギーガン

「ふぅ~、食った食ったぁ!」

 

 

 

サルーンガール

「んもうっ!ギーガンさんったら、

マヤちゃんがいないからって飲み過ぎよぉ!」

 

 

 

ギーガン

「酒を飲まなきゃ戦ができぬ!ってなぁ!

ブワッハッハッハ!」

 

 

 

ボブ

「やれやれ…。

そんじゃ…、そろそろ行きますか。」

 

 

 

ロウ

「お~、ちゃんと片づけて行けよォ。

マスターさんに怒られちまうからなァ。」

 

 

 

ボブ

「あ~…。そうだね。」

 

 

 

ギーガン

「おおう…。

マスターさん怒らせると怖いからなぁ。」

 

 

─ その頃レイクランドでは…

 

 

マスター

「ぅえっくしゅ!…んぁ。」

 

 

フェロー

「マスター、風邪でも引いた?」

 

 

 

マスター

「いや…。風邪では無いと思うんだが…。

急に鼻ムズムズして…。はっ…はっ…ぅえっくしゅ!」

 

 

 

フェロー

(…マスターのくしゃみって意外と可愛いんだね…。)

 

 

 

マスター

「ズビ…。う~ん…。」

 

 

〇転送装置

 

スプーキー

「ヘイ ラッシャイ!

サイキン デバン オオイナ。」

 

 

 

サルーンガール

「鳥さん、やっほー!転送お願いできるぅ?」

 

 

 

スプーキー

「オイラハ トリ ジャネエ!」

 

 

 

ギーガン

「ブワッハッハッハ!どう見ても鳥じゃねぇか!

面白いヤツだな、ブワッハッハッハ!」

 

 

 

「スプーキー

コイツ サケ クサイナ…。

デ、ツギハドコニイクンダ?」

 

 

 

ロウ

「トコナツのビーチタウンまで頼めるかァ?」

 

 

 

スプーキー

「ヨシ ソコニ トバスゾ

ゲンキデ イッテコイ!」

 

 

スプーキーが装置のスイッチを押すと

ロウ達は白い光に包まれた。

 

 

〇トコナツ ビーチタウン

 

光が消え、転送された先は

指定通り以前にも来た『ビーチタウン』で

相変わらず人々の活気に溢れていた。

 

 

ギーガン

「転送は身体がフワフワするぜ…。」

 

 

 

サルーンガール

「それはお酒に酔ってるからじゃないかしら…。」

 

 

 

ギーガン

「まぁ、そうとも言うな!

ブワッハッハッハ!」

 

 

 

ボブ

「初めて来たけど、ここは賑わっているね。」

 

 

 

ロウ

「そうだなァ。ここはいつも通り活気があるなァ。

みんな必死に今を生きてるって感じがするな。」

 

 

サルーンガール

「しかし…何度来ても暑いわねぇ…。

やっぱり脱いじゃおうかしら…。」

 

 

 

ギーガン

「おいおい、サルーンガールちゃん。

脱いだら余計に男が沢山寄ってきて蒸し暑くなるぞ。

ガッハッハッハ!」

 

 

 

サルーンガール

「あら、そう~?

ロウが見てくれるなら~、脱いでもいいかなぁ~。」

 

 

 

ロウ

「…興味ねェ。勝手にしろ。」

 

 

 

サルーンガール

「んもうっ…!つれないわねぇ。」

 

 

 

ボブ

「おいおい…。

もうちょっと言い方があるでしょ…。」

 

 

町に住む女

「…あっ!あなた達は!!」

 

 

 

ロウ

「ん~?どうしたァ?」

 

 

 

町に住む女

「あなた達がサルモネラと交渉してくれたって

フォートポートから噂が流れてきたのよ!

おかげ様で安全に漁が出来るようになったわ!」

 

 

 

ロウ

「お~う、そうかそうかァ。

また何か困ったら言ってくれやァ。」

 

 

 

町に住む女

「本当に助かったわ!

ビーチタウンの皆もあなた達に感謝しているわ!

良かったらこれ食べて!」

 

 

その女は感謝のしるしとして、

新鮮なテロ貝やアスロックツナを受け取った。

 

 

ロウ

「新鮮な貝とマグロじゃねェか!

マスターさんも喜ぶぞこれは。」

 

 

 

サルーンガール

「なんかこうやって感謝されると

嬉しいわねぇ。」

 

 

 

ロウ

「そうだなァ。まぁ、皆が平和に

暮らせるようになって良かったわァ。

 

さて…それはそれとして

そろそろ本題にうつろうか。」

 

 

 

ボブ

「そうだね。

ロウさんが酒場で集めた情報だと

旧統合軍に関係のありそうな場所は

『月影60ビル』と『人類海軍ビル』の2つで

一番の有力候補は『人類海軍ビル』かな。」

 

 

 

ロウ

「前にも言ったが、人類海軍ビルは

俺達『白鯨』が出来る前にあった

旧統合軍の海軍が使用していた建物だ。

 

巨大無人行動戦艦『摩伽羅』に関する資料も

発見されたらしい。」

 

 

 

サルーンガール

「白百合ちゃんの報告にあった

サルモネラ軍団がサルベージした戦艦のこと?」

 

 

 

ロウ

「あぁ…。

改造して兵器として使用してやがったけどなァ。」

 

 

 

ボブ

「一応『海浜工場地帯』も

旧統合軍の関連施設らしいけど…。」

 

 

 

ロウ

「ん?確かに俺が今キャンプにしてる海浜工場地帯も

関連施設だったらしいが、あそこにはそれらしき物は何も無ェ。

あっても装備や戦車の残骸ぐらいだな。」

 

 

 

ギーガン

「なるほどな。

だが、人類海軍ビルは1つじゃなくて

複数あったんじゃねぇか?」

 

 

 

ボブ

「うん。ビルはA/B/C/Dの全部で4つあって

南と東に1つ、北に2つ存在するね。」

 

 

 

サルーンガール

「え~、4つもあるのぉ…。

なかなか大変ね~。

ここから近いのは、南…かしら?」

 

 

 

ロウ

「だなァ。海辺の岩窟の近くの

小さな島にポツンと建ってらァ。

まずはそこに行くとするか。

 

俺とサルーンガールちゃんは『ゴライアス』

熊とボビーは『テオス』に乗ってくれや。」

 

 

 

ボブ

「了解~。じゃ俺が運転かな。」

 

 

 

ギーガン

「熊…。『熊殺し』からきてるのか?

そのニックネームは…。」

 

 

 

サルーンガール

「やんっ、ロウさんったらアタシと

二人がいいのねぇ~もう積極的なんだからぁ。」

 

 

 

ロウ

「あん?海に落とすぞ。」

 

 

 

サルーンガール

「や~ね。もうっ照れちゃって。」

 

 

─ しばらくして…

 

 

〇人類海軍ビルB

 

ビルに入ると中はひどく荒れ果てていたがモンスターの姿はなかった。

 

当時の書類やら武器などが散乱しており、人がいる気配もない。

外には壊れたボートや水上戦車が船舶していた事から

やはり海軍が使用していた建物のようだ。

 

 

サルーンガール

「廃墟…って感じね。

書類が散乱しているから『出て行った』というよりは

『何から逃げた』のかもしれないわね…。」

 

 

 

ボブ

「たぶん『大破壊』の影響だろうね…。」

 

 

 

ロウ

「『大破壊』によって旧統合軍が壊滅した。

 

その後国際組織の軍事部門は

今後ノアの脅威がまだあるかもしれないと危惧し、

新統合軍を結成した。それが俺達だ。」

 

 

 

サルーンガール

「そういえば、なぜロウさんは軍に入ったの?

興味があるわ~。」

 

 

 

ロウ

「ん~?何も面白い話はねェぞ?

 

まぁ~今もそうだが、俺は元々海賊ハンターで

その腕を新統合軍に買われたってだけさ。」

 

 

ギーガン

「海賊ハンターから軍人になったってワケか。

でも、何も無ければ軍人になろうと思わないだろう。…金か?」

 

 

 

ロウ

「ん?…まァ、そんなとこだ。

メアリーは生まれつき身体が弱かったから

少しでも医療費になればと思ってな…。」

 

 

 

サルーンガール

「妹さん思いね。

ロウさんのそういうところカッコイイと思うわぁ。」

 

 

 

ロウ

「やめろ、やめろ。

湿っぽい話はここで終わりだ。」

 

 

 

ボブ

「…ん?これは何だろう…写真かな?」

 

 

ボブの手には古ぼけた写真が1枚。

そこには鋼鉄で出来た船と兵士達が写っていた。

 

 

ロウ

「あん?写真?

 

…!!この装甲艦…。」

 

 

 

サルーンガール

「…報告にあった幽霊船とそっくりね…。」

 

 

 

ロウ

「やっぱりあの幽霊船は元海軍の船だったか…。」

 

 

 

ギーガン

「大破壊で殺された兵士達は

この世に未練があったのかもしれねぇな…。

 

だから自分たちの無念を知ってほしくて

人間を襲っていたのかもしれねぇ。」

 

 

 

ロウ

「同じ無念を…か。

フンッ…。迷惑な話だ。」

 

 

 

サルーンガール

… …。

 

 

 

ボブ

「う~ん…。

他には何も無さそうだね。」

 

 

 

ロウ

「…ッ。よし、そんじゃ

次は東にある『人類海軍ビルD』に向かうかァ。」

 

 

─ 数分後…

 

 

○海

 

ロウ達は次に人類海軍ビルDを

目指すため再び海に出ていた。

 

 

ロウ

「人類海軍ビルDは要塞島の一番端にある。

結構距離があるから水中には警戒しとけよォ。

 

あと、サル島の横を通るから念のため、

サル共には注意しとけよォ。」

 

 

 

ボブ

「町の人の話では、海賊行為は最近していないみたいだね。」

 

 

 

ロウ

「でも所詮は言葉の通じない動物だからなァ。」

 

 

 

ギーガン

「食い物に困ったらまた襲ってくるかもしれんからなぁ。

まぁ、バナナでもやれば大人しくなるか。ガッハッハッハ!」

 

 

 

サルーンガール

「そんな単純な話でも無いと思うけれど…。

 

…きゃあっ!!」

 

 

ゴォンッ!!

 

 

水中で何かに当たった音がしたと同時に

ロウのゴライアスが大きく揺れる。

 

 

ロウ

「ん、なんだァ?岩にでも当たったか?」

 

 

 

ボブ

「ロウさん!!水中に何か大きなヤツがいるっ!!」

 

 

 

ロウ

「なにッ!?」

 

 

ザパァァンッ!!

 

 

その時、水面から大きなツノが

飛び出し、ロウのゴライアスに突き立てた。

 

 

ガアァンッ!!

 

 

ゴライアスに大きな穴が開き、海水が浸水してきた。

このままでは水没するのも時間の問題だ。

 

 

サルーンガール

「きゃぁぁっ!!」

 

その正体は以前倒したはずの

身体が傷だらけの灰色のサメ『オニザメ』だ。

 

 

 

ロウ

「クッソがァ!!2度も3度も!!

また死に損ないのお前かァ!!」

 

 

 

ギーガン

「ロウ!!サルーンガールちゃん!!

早くこっちへ飛び乗れ!!

長くはもたないぞ!!」

 

 

 

サルーンガール

「わかった!…ロウさんも早く!!」

 

 

 

ロウ

「ったく、しゃらくせェ!!

吹ッ飛べやァ!」

 

 

ギーガンとサルーンガールの忠告には耳もくれず

沈みかけたゴライアスの主砲を撃とうとした瞬間、

水中から飛び出したオニザメがゴライアスに体当たりを繰り出した。

 

ガアァンッ!!ガアァンッ!!

 

 

カシャーンッ…。

 

ロウ

「なッ…。」

 

 

体当たりの衝撃でロウの胸当てがバラバラに砕け散った。

そのまま海に投げ出され、沈んでいくロウ。

 

 

サルーンガール

「ロウーーーッ!!!」

 

 

 

ロウ

「…ったく…しゃら…くせェ…。」

 

 

… …。

 

ゴポゴポゴポゴポ…

 

 

To Be Continued…


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