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【メインストーリー第39話】霧の中の影

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○海浜工場地帯

 

次の日の朝、ロウ達は
朝食を取っていた。

フェロー
「…んっ!美味しい!!」

 

ロウ
「お~、そうかそうかァ。
それは今朝獲れたマルキリイワシだ。
新鮮でうめェだろ。」

 

ドクター
「ほんとここの海域で獲れる魚は
どれも美味しいわね。」

 

フェロー
「あれ?マスター食べないの?」

 

マスター
「ああ…、あんまり食欲が無くてな。すまない。」

 

ドクター
「マスターは夜中ずっと私達の代わりに
監視してくれていたから殆ど寝てないみたいなの。」

 

フェロー
「ちゃんと食べなきゃダメだよ?!」

 

マスター
「ああ…、わかった。
少しだけもらうよ。」

 

マスター
「モグモグ…(…うまい。)」

ロウ
「さて、食ったら早速フォートポートへ向かうぞ。
波も風も今のところ問題ねェ。」

 

フェロー
「ふごっ!ふごごーっ!
(よーし!しゅっぱーつ!)」

 

マスター
「いや、食い終わってからな…。」

 

フェロー
「…ゴクン。そういえば
フォートポートってどんなところなの?」

 

ロウ
「GORO’Sの拠点『ごろ砦』がある
要塞島の正面入り口にあたる場所にある町が
『フォートポート』だ。

何でも聞いた話だが、トレーダー達が
GORO’S相手に商売するようになり
開かれた街らしい。」

 

フェロー
「そうなんだ!商人の街って感じだね~!」

 

マスター
「そのGORO’Sがどういうヤツらか
わからないから一応警戒しておく必要があるな。」

 

ドクター
「そうね。私達は部外者だから
いきなり襲ってくる可能性もあるわね。」

 

ロウ
「しゃらくせェ。襲ってきたらぶっ飛ばすだけよォ。
さて、そろそろ行くぞ。」

 

フェロー
「待って~!まだもうちょっと
ふごっ!ふごごーっふご~!
(食べてるから待って~!)」

 

マスター
「食い終わってからしゃべれよ…。」

 

─ 数分後…

 

○海

朝食を終えたフェロー達は
フォートポートを目指すために海に出ていた。

 

フェロー
「相変わらず、潮風が気持ちいいね~!」

 

ロウ
「フォートポートまでは結構距離がある。
道中モンスターに襲われないよう警戒しとけよォ!」

 

フェロー
「りょうかーい!

…ってうわわわわっ!!
キミ!気を付けてよ~!」

 

フェロー達の乗っている戦車に
ギョライギョがぶつかったようだ。

 

マスター
「おいおい…。言ってるそばから…。」

 

フェロー
「ごめん、ごめん。
そう言えばこんなに天気が良いのに
周りには漁船が1隻も見当たらないね。」

 

ロウ
「最近は海も物騒だからなァ。
みんな街に近い浅瀬でしか漁業をしてねェんだ。」

 

フェロー
「そうなんだ。
確かにいきなり賞金首に襲われたりもするしね…。」

 

マスター
「… …ん?
なんか雰囲気がおかしくないか?」

ドクター
「あら…、霧が出てきたわね…。」

 

マスター
「こんなに晴れてるのに霧なんておかしいな…。」

 

ロウ
「…!! …これは…。」

 

フェロー
「ロウ、どうしたの?」

 

ロウ
「…あの時と同じだ…。」

 

マスター
「もしかして…あの…幽霊船か?」

その時、霧の向こうに
巨大な船の影がぼんやりと現れた。

 

フェロー
「ひぃぃ…!!幽霊船だ…!!!」

 

ロウ
「やっと…!!やっと会えた!!!!
…この時をどれほど待ち望んだ事かァ!!!!」

 

ドクター
「あれが…幽霊船…。」

 

マスター
「でかいぞ…。しかも鋼鉄で出来た船だ…。」

 

ロウ
「…待ってたぜェ!この瞬間をなァ!
メアリーを返せ!!ぶっ殺してやるッ!!」

 

その時、水面から大きな物体が
飛び出し、フェロー達の乗っている戦車に
体当たりをした。

 

フェロー
「うわわゎゎ!!また!?」

 

その大きな物体は昨日ロウが倒したはずの
身体が傷だらけの灰色のサメだった。

 

ロウ
「…オニザメの野郎ッ!!こんな時にッ!!
死に損ないがァァァ!!」

 

ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!
無数の主砲から繰り出された砲撃は
オニザメの体をかすめた。

 

ロウ
「ンだよォ… 効いてネェだとォ…!!
しゃらくせェ!!!」

 

バラララララッ!!!バラララララッ!!!
無数の副砲から繰り出された砲撃は
オニザメの体に当たるも、さほどダメージを負っていない。

 

ロウ
「クッソがァ!!」

 

フェロー
「ロウは幽霊船の事もあって冷静さを失ってる。
キミがあのサメを仕留めて!!」

 

マスター
「俺も応戦する!!」

 

ダダダダダッ!
マスターが撃った副砲はオニザメの
体に当たり、一瞬ひるんだ。

 

ドクター
「今がチャンスよ!!」

 

フェロー
「そうそう~、よ~く狙って~!

…今だよ!!」

 

ドッォンッ!!と砲撃のあと、
大きな爆発音と共に、オニザメの体が宙へと舞う。

 

フェロー
「やった!!もう一発!!」

 

ドッォンッ!!と放った砲撃は
空中のオニザメの体に見事命中し、
大きな声で雄たけびを上げながら
水中へと逃げるように消えて行った。

 

フェロー
「やった!!倒したよ!!」

 

マスター
「ふん…。やるじゃないか。」

フェロー
「あれ!?幽霊船は!?」

 

ドクター
「消えちゃったわね…。」

 

オニザメを倒し、あたりを見渡すと
幽霊船の姿は無く、次第に霧が晴れていった。

 

ロウ
「がああああああッ!
畜生…、畜生ッ!!畜生ォッ!!!!

やっと…!!やっと会えたのに!!!!」

 

マスター
「ロウ…。」

 

ロウ
「畜生オォォォォォォォォォ!!!!!!」

 

To Be Continued…


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