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【メインストーリー第36話】海賊ハンターの男

投稿者:
【運営】鶏太朗

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○ビーチタウン

ランドシップ一行はトコナツに到着し、
ビーチタウン付近に来ていた。

 

フェロー
「暑い…。」

 

エリシア
「暑いです…。」

 

オフィサー
「ううむ…。暑いな…。」

 

マスター
「寒いところから来たせいか
余計に暑く感じるな…。」

 

サルーンガール
「暑いわぁ…。
脱いじゃおうかしら…。」

 

マスター
「おいおい…。
それ以上脱いだら見えるぞ。」

 

フェロー
「…あ!町があるよ!」

 

エリシア
「本当ですね、人が沢山います!」

 

ドクター
「スターフォールもグレートウォールも
町が壊滅しているのに、
ここは確かに町が存在していて
人々が普段通りの暮らしをしているわね。」

 

オフィサー
「サルーンガールの予想通りか。」

 

フェロー
「エリシアちゃん!色々な物が売ってるよ!
行ってみようよ!」

 

エリシア
「はい!お腹も空きました!」

 

売店の店員
「何か珍しいものが売ってますかね~?
お姉ちゃん!一緒に見て回ろうよ!」

 

メタルショップ店員
「… …うん。行こ。」

 

マスター
「おいおい、あんまり走り回るんじゃないぞ。

さて…、情報を集めるか。
ちょっとそこのお前、いいか?」

町に住む男
「ん?どうした?
見かけない格好だな。どっから来たんだ?」

 

マスター
「グレートウォールから来た。
ちょっと聞きたい事があるんだが。」

 

町に住む男
「グレートウォールか~。
また、そりゃ遠いところからご苦労さんだな。
いいぞ、何でも聞いてくれ。」

 

マスター
「3年前”ナノパンデミック”があったと思うんだが、
ここら一帯は影響が無いのか?」

 

町に住む男
「う~ん、殆ど影響はないな。
全く影響が無いって言えば嘘になるが、
漁船のネットワーク関係がやられたぐらいだな。」

 

マスター
「なるほど。だからこうやって
普通に暮らせているわけか。
あと他には何か無かったか?」

 

町に住む男
「そうだな~。あの時は他の地方から
トコナツに避難してくるカンパニーや民間人が結構いたな。」

 

マスター
「やはりか…。
今そいつらはどうしている?」

 

町に住む男
「そうだな~。そのままここで暮している人もいるし、
他の地方に移住した人もいるな。」

 

マスター
「ふむ。グレートウォールから
こっちへ避難してきたって話は聞いたことあるか?」

 

町に住む男
「あの時は色んな地方から避難してきたからな~…。
そのせいで、一時期砂浜はテントだらけだった。
なので、どこの地方から誰が来たとか
詳しくはわからない、すまんな。」

 

マスター
「そうか。いや、大丈夫だ。
あと1個聞きたいんだが、フォートポートやごろ砦は
今どうなっているかわかるか?」

 

町に住む男
「最近近海にビーチタウン近くの砂浜にいたはずの
『ヤドカリ大灯台』が出没するようになっちまってさ。

漁師でさえも、あまりこちら側の人間は要塞島には
行かなくなってしまったからわからないなぁ。」

 

オフィサー
「賞金首がいるとなれば、
ランドシップで直接向かうにはリスクが高すぎる。」

 

マスター
「そうだな…。」

 

町に住む男
「昔、戦艦型の賞金首が出現していた時は
カンパニーが倒してくれたが、
今はもう太刀打ちできる戦力がここにはないんだ。」

 

マスター
「俺達が倒してこよう。
まぁ、正確に言うとお前が倒すんだが。」

 

町に住む男
「本当か!?そうすれば安全に漁が行えて、
今よりも少し楽な生活が行えるようになる!

それに、範囲が広がれば
珍しい魚とかも獲れるようになるぞ!」

 

マスター
「む…。珍しい魚…。どんなのだ?」

 

町に住む男
「テロ貝やアスロックツナが手に獲れるようになる!
あれ上手いんだよなぁ!」

 

マスター
「引き受けよう。」

 

フェロー
「こらこら…。勝手に引き受けないの…。
まぁ、キミなら大丈夫だと思うけど。」

 

フェロー
「よし、じゃあ少し休憩したら
その『大灯台』に行こうよ!
入るには『ぎんのカギ』とかいるのかな?」

 

マスター
「いや…ダンジョンじゃなくて賞金首だぞ…。」

 

─ 数時間後…

 

○海

少し休憩したフェロー達は
ヤドカリ大灯台を倒すために海に出ていた。

 

フェロー
「おぉ~!大海原って感じだね!」

 

ドクター
「そうね~。海なんて来るの久しぶりだわ。」

 

ふと、フェローが後ろを向くと
戦車がもう一台付いてきていた。

 

フェロー
「え!?なんでドクター付いてきてるの?」

 

ドクター
「いや、二人は危なっかしいから
船長に付いていけって言われたから。

それに私メディックでもあり
メカニックでもあるから割りと戦闘には重宝するのよ?」

 

マスター
「お前より役に立つのは確実だな。」

 

フェロー
「マスターまで…。」

 

マスター
「なんだ、悪いのか?
俺だってこんな身体だけど
少しぐらいなら戦車も扱える。」

 

フェロー
「レッドフォックスもそうだけど、
ビーストに居た人って何でも出来るのね…。」

 

マスター
「見えたぞ。あれじゃないか?」

少し遠くに陸では無く、
海の上にいる巨大な灯台が見えた。

 

フェロー
「おお!本当に名前の通り
灯台を背負っている…。」

 

マスター
「ヤドカリマンションの亜種だな。
とりあえず後ろに回って攻撃を仕掛けるぞ。」

 

─ 数分後…

 

マスター
「よし、後ろに回り込めたな。
向こうは気付いていないみたいだな。」

 

フェロー
「よーし!それじゃキミ!やっちゃって!」

 

ヤドカリ大灯台の背中に向けて主砲を放った。
すごい爆発音と共にヤドカリ大灯台の体が揺らぐ。

 

フェロー
「よーし!もう一発いってみよー!」

 

隣から「ドッォンッ!!」と大きな砲撃が聞こえ、
爆発音と共にヤドカリ大灯台の体がさらに揺らぐ。
マスターの乗っている戦車の主砲が命中したようだ。

 

フェロー
「おお~!マスターやるぅ!」

 

マスター
「よし。効いてるみたいだな。たたみ掛けるぞ!」

 

その時、水面から大きな物体が
飛び出し、フェロー達の乗っている戦車に
体当たりをした。

その見た目はグレートウォールに生息する
ユキザメと同じ容姿をした灰色のサメだった。

 

フェロー
「うわわゎゎ!!揺れる!!」

 

ドクター
「危ない!戦車のシャシーがこのままでは
もたないわ!早く修理をしないと!!」

 

マスター
「おい、ちょっと待て!ここは海だぞ!?
最悪溺れ死ぬ可能性だってあるんだぞ!」

 

ドクター
「でも行かなきゃ、フェローちゃん達が!!」

 

その灰色のサメは旋回し、
もう一度フェロー達の乗っている戦車を
目がけ、すごい勢いで泳いで向かってきている。

 

フェロー
「うわー!やばいよ!このままじゃやられちゃう!!」

 

ドッォンッ!!と鳴り響いた
マスターが撃った主砲は灰色のサメの
背ビレをかすめた。

 

マスター
「チッ…。これなら!!」

 

ダダダダダッ!

マスターが撃った副砲は無残にも
手前の水面を荒々しく叩きつけるだけだった。

 

マスター
「くそっ!届かない…!!」

 

ドカァーーン!!
灰色のサメが突撃しようとした瞬間、
大きな爆発音と共に、サメの体が宙へと舞う。

 

フェロー
「… …!!…あれ?何ともない…。」

 

砲撃の音が聞こえた方向を見ると
見たことのない無数の主砲を装備した
カラシンに似た戦車がいた。

 

マスター
「…!!あの戦車が助けてくれたのか。」

 

ドクター
「見たことのない戦車ね…。誰が乗っているのかしら…。」

 

話をしていると、灰色のサメが体制を整え、
カラシンに似た戦車目がけて猛スピードで
泳いできていた。

 

ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!

無数の主砲から繰り出された砲撃が
灰色のサメに集中砲火を浴びせる。

 

灰色のサメは大きな声で雄たけびを上げ
そのまま海に沈んでいった。

 

フェロー
「す…すごい…。
あっという間に倒しちゃった…。」

 

マスター
「しかし、すごい武装だな…。
あんなに主砲を積んだ戦車見たこと無いぞ。」

 

話をしていると
カラシンに似た戦車から1人の男が顔を出した。

 

謎の男
「お~う。お前ら怪我ねェか?」

 

その男は金髪の短髪に褐色の肌。
体中に傷や刺青。まさに海の男という風貌だった。

 

フェロー
「だ、大丈夫です!ありがとうございます!」

 

謎の男
「お~、そうかそうかァ。
んじゃ…かったるいが、残りのあいつを倒すとするか…。」

 

そう言いながらその男はハッチを閉め、
弱って動けずにいるヤドカリ大灯台の方向に戦車を動かした。

 

謎の男
「全砲門発射ァ!!吹ッ飛べやァ!コラァ!!」

 

ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!ドウンッ!
バラララララッ!!!

無数の主砲と副砲から繰り出された砲撃が
ヤドカリ大灯台に集中砲火を浴びせる。

 

やがて、ヤドカリ大灯台はピクリとも
動かなくなった。

 

謎の男
「ったく、しゃらくせェ。ザコのクセによォ。」

 

フェロー
「すごい…。ヤドカリ大灯台まで
一瞬で倒しちゃった…。」

 

マスター
「あ、あんた名前は?」

 

ロウ
「あん?俺の名前はロウ。
『不死身のロウ』だ。」

 

To Be Continued…


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