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【第23回目】オロチの話

投稿者:
【企画】 武藤

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どうも、企画担当の武藤です。
今回は装備品の話ではなく、『なぜなに!? メタルサ!』に寄せられた質問にお答えします。

「オイシャー」さんからいただきました。


メタルサーガ~砂塵の鎖に登場する賞金首オロチは人語を操り、なおかつ人類側に生け贄を要求するなどのコミュニケーションを取るというメタルシリーズの生態系から見ても珍しいタイプのモンスターですが、あのモンスターはどのような性質のモンスターなのでしょうか?
ノアとの因果関係は? など詳しい設定などあれば教えて下さい。
個人的には大破壊前に人類が遺伝子操作で作り出して封印されていたキマイラ的なものではないか? と予想しているのですが。


こいつのことですね。

orochi
えー、『オロチ』の話はどこかでしたような、していないような……?
ちょっともう自分にも分からないので、今回の設定が最新の設定であるとしてください。

『オロチ』はトリカミ地方にある「蛇の穴」と呼ばれる洞窟の奥、地底湖に住まう多頭の大蛇です。
まずは『オロチ』が生まれたいきさつから見ていきましょう。

はるか古代。この地方の人々は洞窟の地下水脈を祀り、土地と水の守り神としてきました。
やがて地下水脈を蛇に見立てる信仰の形になり、洞窟は「蛇の穴」と呼ばれるようになりました。

なったのですが、ある時地底湖の水位が驚くほど下がり、運悪く干ばつや地震などの災害が重なって発生しました。

「これはいかん、神がお怒りじゃ!」

人々は供物や祭事を強化して何とか鎮められないかという結論に至り、ついに人身御供が行われるようになりました。
これが効果テキメン。地底湖の水位は戻るし雨が降るし豊作になったしと色々上向きになったため(もちろん偶然なのですが)、人身御供は継続されるようになり、蛇は守り神から祟り神という性格に改まることとなりました。

この歪んでしまった信仰と生け贄にされた人々、およびその家族の無念が堆積し、やがてそれは人々が思い描く『蛇の穴に住まう祟り神の蛇』として実体を持つに至りました。
これが『オロチ』の正体であり、要するに人の心が産みだした化け物というわけです。

見た目が蛇ではなく龍に寄っているのは、外来文化として伝来した龍のイメージが結びつき変化して定着したのではないでしょうか。

さてそんな『オロチ』ですが、しばらく経ったある日、ついに退治され封印される日が来ます。
退治するのは法力持ちの修行者(僧とか修験者)、旅の武士、その両方が混在しているパターンが時代によって採用されているのですが、今日(こんにち)では混在パターンが採用されています。
で、退治した一行の修行者の子孫が、現在のトリカミにある神社を管理する一族であるということになっいます。

退治され封印された『オロチ』ですが、「大破壊」によってその封印の力が弱まり、徐々にその力を取り戻していきました。
(ノアの影響と言えばノアの影響でしょうか)

そしてついに目覚め、ふたたび生け贄を要求しはじめたタイミングが『メタルサーガ ~砂塵の鎖~(以下、砂塵の鎖)』のお話になります。

昔のような暮らしを再現しているトリカミとはいえ縁起と信仰は失われており、存在を保つにも結構苦労したと思いますが、そこで因縁のある相手を生け贄に選ぶあたり、なかなかやりますね。
(縁もゆかりもない相手を摂取するより、超効果的に力を取り戻すことができます)

結局退治されてしまったわけですが。
人間が良く分からない鉄の塊を乗り回し、火やら何やらを噴いて刃向かってきたので、内心驚いてたんじゃないかと思います。

で、ここまで書いて『砂塵の鎖』の時の没ネタを思い出したのでメモを発掘して来ました。
以下抜き書き。

・オロチは機械仕掛けのからくり(ロボット)で、テーマパークのオロチショーの目玉。ショーはヤマタノオロチの話みたいな感じ
・それを山賊団みたいなやつらが手に入れて、トリカミの人々を騙して食い物や女をかすめ取ろうとしている
・オロチを倒すと中の連中が出てきて、仕掛けがバレる
・その後、山賊団と戦闘になる
・勝ってめでたしめでたし

トリカミが「昔の日本を再現するテーマパークに人々が住み着いた土地」という設定の頃のお話ですね。
これはこれで面白かったような気もします。
こっちが没になった理由は……そこまでは記録されていませんでした。ちょっと思い出せないですね。

ついでに『メタルサーガ・ニューフロンティア』のセンゲン地方に登場していたオロチについて。

あれはガチで龍です。生まれも育ちも。

センゲンは霊的に色々アレしている土地で、この科学万能の世(科学は敗北し滅びかけていますが)においても妖怪変化が摩訶不思議アドベンチャーしているという、『メタルサーガ』世界でも極めて特異で希有な場所なのです。

さて。次回はまた装備の話に戻るか、それとも今回のような質問にお答えする感じになるか。
それでは今回はこの辺で。


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